膝の関節痛が起こった時に、原因が分からなくて対処に困ったことはありませんか。 膝の不快な症状は痛みだけではなく、炎症による腫れがあったり、膝が動きにくくなったりすることもあるでしょう。 こんな膝の関節痛で考えられる原因について具体的な症状から特定してみましょう。 膝が不安定になるのは膝への負担による障害の可能性が! 膝の関節痛と共に、膝のぐらつき、抜ける感じ、脱力感などが気になることはありませんか。 このような方は、事故やスポーツなどで膝に大きな負担がかかり過ぎていることが原因で障害が起こっているのかも知れません。 まずは、膝関節の衝撃を和らげる軟骨組織「半月板」が変形する半月板損傷、靭帯がダメージを受ける靭帯損傷、軟骨や骨の破片などによる刺激で関節内の関節液が過剰になる関節水腫などが考えられます。 他には、糖尿病、脊髄の病気、梅毒などによる神経障害、膝への衝撃で皿が頻繁に脱臼してしまう膝蓋骨不安定症などの可能性もあります。 膝の動きに違和感がある場合には骨の異常の可能性が! 膝の可動範囲が狭くなったように感じたり、引っ掛かりやこわばりを感じたり、何かが挟まった感じがしたりすることはありませんか。 このような場合には、骨折や骨の変形、劣化などが原因で膝の関節痛が起こっているのかも知れません。 骨折や骨の変形を経験したことのある方だと、骨や軟骨の欠片が関節内を動き回る関節ねずみ・関節内遊離体の可能性があります。 激しいスポーツを習慣としている方だと、骨の一部と壊死した軟骨部分が剥がれる離断性骨軟骨炎の可能性があります。 膝蓋骨への負担が重なって皿の裏にある軟骨が太ももの骨と擦れ、炎症や軟骨の変形を起こす膝蓋軟骨軟化症も考えられます。 加齢によって膝の動きに違和感が出てくることも! 普段激しいスポーツをしている方でなくとも、加齢による骨の劣化が原因で膝の関節痛が起こったり、動きに違和感が出てきたりすることもあります。 膝関節の骨がすり減ったり変形したりする症状に、変形性膝関節症があります。 太ももの骨と膝の皿の関節で炎症が起こる膝蓋大腿関節症の可能性も考えられます。 激しい膝の関節痛は、痛風や化膿性関節炎であることも! 急に激しい関節痛を感じたり、安静時にも痛みがあったり、膝以外の関節まで痛みを伴うことはありませんか。 このような場合には、特に中高年の男性だと生活習慣が原因で血液中に尿酸が増加する痛風である可能性が考えられます。 あるいは、膝の怪我や手術を経験したことのある方であれば、関節内で細菌感染による炎症が起こって化膿する化膿性関節炎の可能性もあります。 まとめ 膝の関節痛に色々な原因が考えられるように、症状にも色々なものがあります。 特に激しいスポーツをしている方、ある程度の年齢に達している方などは、膝への負担が大きくなりやすく注意が必要です。 また、怪我や手術などを経験して完治したと言う方でも、膝の関節痛になりやすいですので油断は禁物です。 こちらで挙げたものはいくつかの例ですので、気になる方は早めに病院へ行くことをおすすめします。 病院での治療で改善しない場合、治療院に行くのをひとつの選択肢に入れてみるといいでしょう。
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