内側に膝関節の変形が起こる変形性膝関節症の痛みで悩まされていませんか。 変形性膝関節症は年齢とともに発症する可能性のある症状です。 では、こんな変形性膝関節症には、一体どのような治療法があるのでしょうか。 変形性膝関節症の原因は加齢による組織の機能低下! 膝の内側に痛みを伴うことの多い変形性膝関節症は、50歳以上の発症者が多いと言われているように加齢が原因となっていることが多いものです。 膝の関節軟骨にある軟骨基質は、コラーゲン繊維やヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの成分から出来ています。 年齢とともにこれらの成分のバランスが崩れると、関節の柔軟性が低下して運動時の衝撃を和らげることが出来なくなります。 そして、軟骨が受ける衝撃は大きくなり、骨が削れたり変形したりして変形性膝関節症を発症してしまうことがあります。 変形性膝関節症の症状は、運動時の痛みや水が溜まること! 変形性膝関節症の主な症状には、次のようなものがあります。 「歩き始め、立ち上がり、階段の上り下りの際に痛みを感じる。」 「膝の内側を指で押した時に痛みを感じる。」 「痛みや違和感があって正座がしにくい。」 「膝に水が溜まることで腫れが起こる。」 変形性膝関節症では骨の検査、他の病気の可能性の検査などを行う! 膝の内側に痛みを感じる変形性膝関節症になると、まずはレントゲンで骨の異常がないかを確認することになります。 それから、さらに骨の状態を詳しく確認する必要があったり、半月板の損傷を確認する必要がある場合には、MRI検査を行います。 何らかの病気の可能性が疑われる場合には、血液検査や関節液検査などを行うこともあります。 基本的な治療法は、薬物療法や装具療法、運動療法などの保存療法! 変形性膝関節症の基本的な治療法は、保存療法となります。 薬物療法では湿布や非ステロイド系鎮痛剤の内服で痛みを抑えたり、ステロイドやヒアルロン酸の関節腔内注射で関節の動きをスムーズにして軟骨の状態を保ちます。 装具療法ではサポーターで膝関節を固定して痛みを抑えたり、靴の中敷きで足を内側の方に傾けて関節の内側への負担を軽減したりします。 運動療法では膝関節への負担を軽減するための筋肉を強化するために、膝関節周辺の筋肉トレーニングを行います。 まとめ 膝関節の内側で痛みを感じやすい変形性膝関節症は、加齢による組織の低下で起こることが多い症状です。 変形性膝関節症を発症すると、運動時に痛みを感じたり、膝に水が溜まったりなどの症状が見られます。 医療機関では、まずは骨の検査や他の病気の可能性の検査をします。 そして、基本的には鎮痛薬を使用したり、関節への負担を軽減するためのサポーターや靴の中敷きを使用したり、膝関節周辺の筋肉を強化する運動を行って治療を進めていきます。 薬を飲むことに抵抗がある、今の病院での治療に満足していない、そんな方は整体や鍼灸院などの治療院に相談してみてもいいでしょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします