仕事が終わって、さぁこらから楽しいアフターファイブのはずなのに肩にずっしり重荷が乗ったようで何だか辛い。 遊びに行くより早く帰ってお風呂に入って休みたいそんな風に思うことってありませんか? そんな辛い肩こりとは、正しい姿勢でさよならできるんです。 肩こりってどうして起こるの そもそも、肩こりってどうして起こるのでしょう? 体の中には常に血液が流れていますよね。 肩こりの原因については諸説ありますが、そのひとつは、血管が圧迫されると血液の流れが悪くなり筋肉の中にはうまく流せなくなった疲労物質(乳酸)たまり、それが刺激となって痛みや不快感を引き起こしてしまうという考え方です。 同じ姿勢を続けることと肩こりの関係は? あなたはどんな時に肩こりを感じますか? デスクワークや長時間車の運転をしたときなどに肩こりを感じることが多いのではありませんか? これらの共通点って何でしょう。 それは同じ姿勢を長く続けているということなんです。 血管は日常の動作で収縮を繰り返しスムーズに血液を流しています。 それが同じ姿勢を続けていると血液の流れが悪くなり肩こりの原因になってしまうのです。 自分の姿勢を思い浮かべてみましょう いつもデスクに向かっている自分の姿を思い浮かべてみてください。 それはどんな姿勢ですか? 机の上に肘をついて前かがみになったりしてはいませんか? パソコンの画面や、書類、資料などに目を通している時ついつい成りがちなのが前かがみの姿勢、俗に「猫背」と呼ばれる姿勢です。 この姿勢が実はさらに肩こりを悪化させる原因になっていることが多いのです。 猫背が肩こりを悪化させるのはなぜ? 人間の頭の重さは体重の10%、50kgの人で5kg、米袋1つ分にもなるんです。そんな重い頭を支えているのが細い首です。 猫背になると重い頭が前に傾き、重心が前に傾いてしまうため首だけでは支えきれなくなります。 そんな時、頭の重さを支えるのが肩の筋肉です。 猫背の姿勢は、肩に米袋を背負ったまま仕事をしているようなもので筋肉に大きな負担かけ疲労物質がより多くたまる姿勢なんです。 肩こりが楽になるのはどんな姿勢? 肩こりをなくすには首にかかる負担を減らすことが大切です。 前に傾いた重心を戻し少しの力で首が頭を支える事ができるようにしましょう。 つまり、首と頭が一直線に近い状態が首の負担を軽くする正しい姿勢です。 同じ姿勢でも正しい姿勢を保つことで血液の流れは改善され肩こりも楽になります。 実際に正しい姿勢で座ってみましょう 椅子には深く腰掛け、顎を引き、背筋を伸ばして座ってみて下さい。 ちょうど横から見ると、耳の後ろ・肩の後方・坐骨が横から見て同じライン上にくるような姿勢がベストです。 正しい姿勢を保つためには椅子や机の高さも重要です。 椅子は座った時太ももと床が平行になるくらい、机は肘が無理なくつくくらいの高さが良いでしょう。 パソコン操作をするとき画面は40cm以上離して、キーボードやマウスはなるべく手元に置くようにして作業して下さいね。 正しい姿勢って案外疲れるかも せっかく正しい姿勢がわかっても、実際に座ってみると思ったより大変ではありませんか? 「あ、いけないまた猫背になっていたわ」そんな風に思っていると、かえって肩が凝ってしまいそうですよね。 そんな時には、座っただけで自然に姿勢を矯正してくれる椅子やクッションなどのグッズもいろいろあるので試してみるのも良いかなと思います。 まとめ 正しい姿勢を保つことは、何か特別な道具がなくてもすぐに始められますよね。また、正しい姿勢=美しい姿勢は周りから見ても気持ちの良いものです。 あなたも正しい姿勢で肩こりにさよならし快適な毎日を過ごしましょう。
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