足のむくみが起こった時に、リンパマッサージはとても人気がある対処法です。 しかし、軽度のむくみであればマッサージの効果がすぐに実感できるものの、重度のむくみともなるとなかなか解消できなくて苦労することはありませんか。 こんな時でも比較的短時間で効果が実感しやすいマッサージの方法はあるのでしょうか。 足のむくみはリンパの流れが悪い証拠! 足のむくみがあって、ふと自分の足を見た時に太く感じることは女性ならよく経験するのではないでしょうか。 私たちの体内の老廃物や余分な水分は、リンパが循環することによって体外に排出されているのです。 リンパは血液の循環と同じようなものとして考えている方も多いでしょう。 ただ、リンパには心臓のようなポンプ的役割を果たすものが無く、筋肉や周りの組織がそのような役割を果たしています。 ですので、心臓から遠く離れた足はどうしてもリンパが停滞しやすく、足のむくみが起こりやすいのです。 足は裏、甲、指を部位ごとに順にマッサージしていくのが効果的! 足のむくみを解消するためのリンパマッサージを行いましょう。 足の裏は身体の臓器に繋がる「足の反射区」と言われており、両手を使って足の裏を包みながら親指で裏全体を順に押していきます。 同じように足の甲にもむくみの解消に効果的なツボが多数ありますので、両手で包みながら親指で甲を押していきましょう。 足の指に関しては、付け根から指先までを1本ずつ手の指の腹で軽く引っ張りながら揉んでいきます。 足はこのように裏、甲、指と部位ごとに順番に各10秒ずつ時間をかけながら、マッサージしていくのが良いでしょう。 ふくらはぎは下から上に向かってさするようにマッサージ! ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるくらいに大切な部分で、リンパの流れが停滞しやすく足のむくみを感じやすい部分でもあります。 そこで、マッサージではまず足首の裏側から膝の裏側にある膝窩リンパ節に向かって、下から上にリンパを流すようなイメージで10回ほどさすっていきます。 念入りにケアをするなら、両手を使って下から上に向かって雑巾を絞るような感覚で揉み込んでいきます。 最後に、膝裏は徹底的に圧を加えてマッサージを行い、膝下に溜まったリンパをさらに上に流していきます。 太ももも下から上に向かってさするようにマッサージ! 太ももは足のむくみと同時に、セルライトが発生しやすい部分です。 親指は前面に他の指は裏側になるように太ももを掴みながら、膝裏から太ももの裏側に向かって下から上にさすっていきます。 そして、太ももの内側は指でやや強めに揉んで、指で押しては離すのを繰り返しながら太もも全体的に雑巾を絞るような感覚で揉み込んでいきます。 さらに、足の付け根を外側から内側に向かって、リンパを流すようなイメージでマッサージしたら終了です。 まとめ 足のむくみはリンパが滞っているいう足のトラブルの危険信号で、毎日のケアが必要です。 ただ、足は指先から太ももの付け根まで範囲が広く、むくみを解消するマッサージを実践しようにも難しく感じるかも知れません。 やり方のコツとしては、心臓から離れた部分から心臓に近い部分に、下から上に向かってリンパを流すようなイメージを持つと良いでしょう。 また、足の裏、足の甲、足の指、ふくらはぎ、太ももと部位ごとに分けてマッサージを行ってみるといいでしょう。
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