足底筋膜炎と言う名前さえも聞き馴染みがなければ、足底筋膜炎の原因も分からないと言う方は多いでしょう。 足底筋膜炎は足の裏に痛みを感じる症状ですので、何らかの形で足の裏に大きな負担がかかっているのが原因だと思うかも知れません。 果たして、本当にそうなのでしょうか。 足底筋膜炎の原因について見ていきましょう。 足の裏の筋肉に柔軟性が無くなると足底筋膜炎になる! 足の裏には、「足底筋膜」と言って足先の骨から踵の骨までを結ぶ膜のようなものがあるのを知っていましたか。 足底筋膜は歩行やランニング、ジャンプなどの際に、伸縮することで足にかかる衝撃を軽減しているのです。 足底筋膜炎になると足底筋膜の柔軟性が無くなり、運動時に筋肉の伸縮が不可能になってしまいます。 それで、足底筋膜の接合部分である足先や踵付近で、肉離れのような症状が起こってしまうのです。 靴で守られ過ぎている現代人は足底筋膜炎になりやすい! 私たちの足は、運動によって上から圧を加えることで強度が増すように出来ています。 ただ、このような足の仕組みは、人間が裸足で狩りをして生きていた頃から引き継いでいるものです。 現在人は狩りをしていた頃とは違って、靴下を履いて、さらにスリッパやサンダル、靴などを履いて足を保護しています。 人によっては、クッション性が高く足の衝撃を軽減する機能の備わった靴を履くこともあるでしょう。 このように足を守り過ぎる現代人の生活が、足底筋膜炎の原因になっている可能性があります。 放置するのは足底筋膜炎の悪化の原因に! 足底筋膜炎になっても激痛になることは少ないため、治療せずに放置しておく方は多いようです。 しかし、歩いたり階段を上り下りしたりなどの動作で頻繁に使用する足は、どうしても日常生活に必要な部分です。 症状を放置しておくことは、足底筋膜炎の痛みを慢性化、さらには悪化させる原因になります。 中には、歩けなくなるほどに痛みを悪化させてしまう方もいますので、大したことがない痛みのうちに治療に取り組むことが大切です。 入浴して足の裏を温めることで改善することがある! 足底筋膜炎は足の裏を温めて血行を良くすることで、筋肉に柔軟性を持たせて症状を予防、改善できるケースもあります。 改善法としてストレッチを考える方もいるのですが、痛みを感じている時のストレッチはますます患部の筋肉を引っ張ってしまいます。 足を温めるには入浴を心掛けたり、足湯をすると良いでしょう。 まとめ 足底筋膜炎の主な原因は、現代人の靴で足を守り過ぎる生活、スポーツや仕事で足を酷使する生活などにあります。 足底筋膜炎の痛みは初めのうちは軽い痛みで、治療せずに放置しておく方もいます。 しかし、足底筋膜炎は治療せずにいると、悪化して歩けないほどの痛みになることがあります。 入浴や足湯などで足の裏を温めて、筋肉に柔軟性を持たせるようにしてみるといいでしょう。
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