股関節痛はスポーツによる股関節への負担が原因で起こることが多いのですが、野球が原因で股関節痛を発症することがあります。 「野球で痛める部分は股関節ではなく、腕が多いのでは?」と思う方もいるかも知れません。 しかし、野球では股関節にも大きな負担がかかり、股関節痛を発症してしまうことがあるのです。 では、野球で股関節痛を発症した時には、一体どのような対処をしたら良いのでしょうか。 野球では股関節の柔軟性が大切! まず、野球の動作の中でも、投球の際の下半身の動きを見てみましょう。 ボールを投げた時に足の股関節が軸になって、それに応じて骨盤が回転するでしょう。 つまり、投球には股関節の柔軟性が必要なのです。 もし股関節に柔軟性が無ければ、それだけ股関節が大きな負荷に耐えきれず股関節痛が起こりやすくなります。 無理のないストレッチで筋肉を柔らかくすることが、股関節痛の予防対策に! 股関節痛を予防するためには、原因となる硬い股関節に柔軟性を持たせて可動域を広げることです。 野球の前後のストレッチは、股関節への疲労の軽減や過度な筋肉の緊張の予防にも繋がります。 数十秒かけてゆっくり股関節を伸ばしていくストレッチを、、少なくとも2セット行いましょう。 痛みを感じない範囲で無理なく実践して、ストレッチ直後に運動する場合には少しずつ運動強度を上げて行くのが良いでしょう。 股関節の外側を伸ばすストレッチ! 野球による股関節痛を予防するために、まずは股関節の外側のストレッチを実践してみましょう。 まずは、床に座って片膝を曲げ、もう片足を曲げた膝に組みます。 そして、膝に手を添えながら、少しずつ膝を胸の前に近付けていきます。 何もない場所よりも壁などの支えのある場所で実践すると、より股関節を伸ばしやすくなります。 股関節の前面を伸ばすストレッチ! 野球による股関節痛を予防するためには股関節の外側だけではなく、前面もストレッチする必要があります。 まずは、両手を床に付きながら、足を前後に大きく開いて前膝は直角に曲げて後ろ膝は床に付けます。 そして、お尻を前に突き出すようにして、少しずつ腰を落としていきます。 この時、後ろ脚の前面が伸びているのを意識してみてください。 まとめ 腕ばかり痛めてしまいそうに感じる野球ですが、投球の際に股関節への大きな負担から股関節痛が起こることも多いものです。 股関節痛を予防するためには、ストレッチで股関節の疲労を軽減したり、過度な筋肉の緊張を防いだりなど股関節に柔軟性を持たせることが大切です。 股関節は無理のないように時間をかけてゆっくりと伸ばしていき、股関節の外側だけではなく前面まで忘れずに伸ばしましょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします