ふくらはぎの肉離れを経験して痛い思いをしたことのある方は、ストレッチで予防しようと考える方が多いでしょう。 しかし、予防に良さそうなストレッチを実践するにも、「また肉離れを起こしてしまうのでは?」と言う不安はなかなか拭えないかも知れません。 では、ふくらはぎの肉離れを予防するのに効果的なストレッチ、ストレッチのポイントを見ていきましょう。 肉離れを起こしたら、ストレッチよりも痛みを落ち着かせるケアを! ふくらはぎの肉離れを予防するためのストレッチは、あくまでも予防対策としてのストレッチです。 肉離れを起こしている時は、筋肉が損傷している状態です。 ですので、肉離れの激しい痛みを感じている間は、患部を休ませるようにしましょう。 大切な試合の練習や試合中などでやむを得ず運動しなければならない場合には、出来るだけ患部に負担がかからないようテーピングなどで固定しましょう。 ストレッチを行うのは、安静時の痛みが無くなってから! ふくらはぎの肉離れを起こして、安静時の痛みを感じている間は患部を冷やして出来るだけ安静に過ごします。 ストレッチをし始めるタイミングは、安静にしていて痛みを感じなくなってからです。 ちなみに、急性期の痛みを感じている期間は、平均的には2週間近くと言われています。 ただ、人によって急性期の期間や症状などは異なりますので、安静時に痛みがあるかないかを目安にし、できるだけ専門家に相談しながら、ストレッチのスタート時期を判断しましょう。 いきなり負荷の強いストレッチや運動をしないこと! 「少しでも早くふくらはぎの肉離れを起こす前の状態に戻りたい!」と思って、いきなり負荷の強いストレッチや運動に挑戦してしまう方もいるかも知れません。 しかし、安静にして患部を休めていた状態から急激に強い負荷を与えるのは、急性期の痛みを再発させてしまう原因になります。 まずは、軽いストレッチ、ウォーキング、ジョギングなどで、少しずつふくらはぎを負荷に慣らしていくことを考えましょう。 小さめの段差を使って壁に手を付いて体を支えながら、足の指の付け根より少し中側までを台に乗せて昇降運動を行うのも良いでしょう。 運動前に行うとふくらはぎのトラブルの予防対策になるストレッチ! 運動前にふくらはぎの柔軟性を高めておくと、肉離れの予防になります。 そこで、運動前にお勧めのストレッチの方法について見てみましょう。 まずは、爪先は前に向けた状態で両足を前後に開き、後ろ足の踵は床に付けたままふくらはぎの筋肉を伸ばします。 片足のふくらはぎを伸ばしたら、もう片方のふくらはぎも同じように伸ばしてみましょう。 まとめ ふくらはぎの肉離れはストレッチで予防対策が可能なのですが、ストレッチはただやれば良いと言うものではありません。 肉離れを起こしていて安静時の痛みがある場合には、患部をアイシングして安静にすることを第一にしましょう。 そして、安静時の痛みが無くなったら、軽めのストレッチや運動から始めて少しずつ体を慣らしていきましょう。
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