近年ノロウイルスをよく耳にするようになりましたが、この時期忘れてはいけないのがインフルエンザですね。 風邪やインフルエンザが流行る季節は冬ですが、なぜこの時期に流行するのでしょう? 寒さによる免疫力の低下が大きな原因 大きな原因は、寒さによる免疫力の低下です。 最近冷え性のお客様が増えているように思います。 現代人は体温が低下傾向にあるらしいのですが、それに伴い免疫力も下がります。 近年の研究結果によると、体温が1度下がると免疫力が30%低下するといわれています。 ちなみに日本人の平熱は36.6℃から37.2℃だそうです。 (参考文献:テルモ体温研究所) 体温が上がれば免疫力も上がる 免疫のメカニズムについて説明すると、体温は上がれば上がるほど血液循環が良くなり、血行が促進されます。そうすると、毛細血管と呼ばれる細い血管に、免疫力を支える白血球がすみずみまで行き届くようになるのです。 次に酵素が活性化し、活発になると免疫システムも効率よく働く様になります。 風邪を引くと熱が出たりして体温が上がるのはこの免疫システムを機能させる為の防衛反応です。 なので、体力のない高齢者や子供はしかたないにしても発熱⇒すぐに解熱剤というのは少し考えものです。 解熱剤を多用する事で風邪の症状が長引く事がありますが、免疫システムがウイルスを中途半端にしか駆除しきれていないためです。 免疫力を上げるには運動することが大切 対策として一番はシンプルに運動です。特に有酸素運動は体温や基礎代謝も上がります。 筋肉を増やすと体温が上がる。体温が上がると免疫力も上がる。体温が1度上がると免疫力は1.5倍upします。 ウォーキングでも十分です。継続する事で初めて効果がでますので、まずは無理のない時間で始めましょう。 また、年齢を重ねるごとに免疫機能は低下しますが、運動不足もその理由の一つです。 歳をとればとるほど病気がちになるのは、加齢で免疫細胞の数が減少すること、若いころのように身体を動かすことが少なくなり筋肉も低下し、体温も下がる。そうやって免疫力は低下していくのです。 がんを除去する働きがあるNK細胞と呼ばれる細胞は体温が37度以上で活性化するそうです。 そのためがん細胞を駆逐する免疫力が下がる為、加齢にともないがん発症率も上がる結果になります。 加齢によって胃腸の機能が衰えてくることにより起こる、腸内の細菌バランスが崩れてしまうことなども免疫低下の原因と考えられます。 さいごに 大切な自分のカラダです。 しっかりメンテナンスをして大切につかいましょう。 筆者プロフィール 宮本 博之 PNF Balance Studio代表トレーナー トレーニング・フィットネス・カイロプラクティック・コンディショニングケアを専門学校で学び、整形外科リビリテーショントレーナーとして勤務。 その後、Tsuii式PNFテクニックの著者である辻亮氏監修のサロンアップコンディションにて勤務、大阪本町で実業団バスケ選手、K-1選手、調教師、チアリーダー、プロバレリーナなど様々な競技のケアを担当しつつ、一般のお客様を通じてダイエットや不妊など内面のケアも10年間学ぶ。 計16年間にわたるこれらの経験を活かし、2015年7月結果の出せるメンテナンススタジオとして大阪狭山市にPNFBarance Studio設立。
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筆者プロフィール
宮本 博之
PNF Balance Studio代表トレーナー
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