指の痛みを感じたら、何も考えずに湿布を張って様子を見る人も多いのではないでしょうか。 ただ、湿布はやみくもに貼れば良い訳ではありません。 誤った貼り方をしていても、症状は改善しません。 では、指の痛みを感じた時の湿布の貼り方のポイントについて見ていきましょう。 炎症による指の痛みは冷湿布を使用すること! 指の痛みを感じた時に、皆さんはどういう湿布を使用していますか。 炎症が落ち着いて慢性的な痛みになっていれば、温湿布で問題ありません。 しかし、炎症による痛みがあったり、患部が熱を持っている時に温湿布を使用するのは逆効果です。 このような場合は、冷湿布を使用して、できるだけ患部を安静にしましょう。 可能であれば消炎効果のあるインドメタシン配合の湿布を使用するといいでしょう。 指の腱鞘炎の場合には、第二関節に湿布を張るのが良い! 指の痛みを感じた時には、痛い部分に湿布を貼る人が多いでしょう。 もちろん、症状が改善するのであれば、それで大丈夫です。 ただ、腱鞘炎による指の痛みの場合には、患部に湿布を貼っても症状が改善しないこともあるでしょう。 こんな時には、靭帯性腱鞘のある指の第二関節に湿布を貼ってみましょう。 腱鞘炎で炎症を起こしやすい部分は靭帯性腱鞘で、この部分を湿布で冷やすことで症状が改善することがあります。 手首の腱鞘炎は、肘の若干手首寄りに湿布を貼るのが良い! 腱鞘炎と言えば、指の痛みだけではなく、手首の痛みを感じることもあるでしょう。 手首の痛みがある場合には、手首の痛む部分に湿布を貼る人が多いでしょう。 しかし、手首の腱鞘炎の元となっているのは、肘周辺の手の平側の若干手首寄りの部分です。 この部分は手首まで繋がる腱の始点で、炎症が起こりやすい部分です。 手首の腱鞘炎の元となる部分に湿布を貼ることで、患部に湿布を貼るよりも高い効果が期待できます。 湿布を貼って包帯で固定するのも効果的! 指の痛みを感じた時に、「患部に湿布を貼るだけ。」と言う人も多いでしょう。 もちろん、効果が実感できれば、湿布を貼るだけでも問題ありません。 ただ、指の痛みを改善するためには、患部をできるだけ動かさないようにすることも大切です。 そこで、湿布の上から包帯を巻いて、患部を固定するのもお勧めです。 まとめ 指の痛みを感じた時、その痛みが慢性的な痛みであれば温湿布を、炎症で熱を持った痛みであれば冷湿布を使用しましょう。 それから、湿布を貼る場所ですが、腱鞘炎による指の痛みであれば、指の第二関節に湿布を貼るのが効果的です。 そして、手首の腱鞘炎の場合には、肘周辺の手の平側の若干手首寄りの部分に湿布を貼るのが効果的です。 また、湿布を貼ったら、その上から包帯を巻いて患部を固定すると、余分な動きによる痛みを抑えることが可能です。
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