「妊娠中に指の痛みが気になるのは自分だけ。」と思っていませんか。 実は、皆さん以外にも、妊娠中に指の痛みが気になる人は多いものです。 妊娠中の指の痛みは、もしかしたら手根管症候群のせいなのかも知れません。 では、手根管症候群の具体的な原因と症状について見ていきましょう。 妊娠中の指の痛みは、ホルモンバランスの変化が原因! 妊娠中に指の痛みが起こりやすい原因としては、妊娠中の体の変化が考えられます。 妊娠中はホルモンバランスが急激に変化することで、体重が増えやすくなったり、むくみが起こりやすくなったりします。 むくみは足だけではなく、腱鞘にまで起こると、手根管症候群による指の痛みが起こります。 ただ、妊娠中の指の痛みは、胎児に悪影響が及ぶことはほとんどありませんのでご安心ください。 手根管症候群の症状は指の痺れ! 妊娠中に起こりやすい手根管症候群は、指の痛みと言うよりは指の痺れと言った方が良いかも知れません。 はじめのうちは人差し指とか中指の症状だけで済むのですが、症状が悪化すると小指以外の4本の指で痛みや痺れを感じるようになります。 小さなものが摘まみにくくなったり、細かい作業がしにくくなることがあります。 症状が強いのは主に明け方で、活動しているうちに痛みが少しずつ和らいでいきます。 指の使い過ぎに注意すること 妊娠中の指の痛みはホルモンバランスの関係で仕方がないのですが、心掛け次第で予防することが可能です。 もっとも効果的な予防対策は、指の使い過ぎに注意して、指の疲れを感じた時はしっかりと指を休めることです。 妊娠中も仕事をしていると言う人は、産休に入ったら、できるだけ指を使わないようにしましょう。 また、パソコンやスマホも指を酷使する原因になりますので、長時間の使用は控えましょう。 体重管理をきちんと行うこと 「妊娠中は胎児の分までたくさん食べて、体重を増やすのが良い。」と言うのは、昔の考え方です。 妊娠中の急激な体重増加はむくみの原因、さらには指の痛みの原因になります。 妊娠中の健康を考えるなら、痩せ型の人は12kgまで、普通体型の人は10kgまでの範囲で体重を増やすのが理想的だとされています。 元々肥満体型の人は、担当医師の指示通りに体重管理を進めましょう。 まとめ 妊娠中の指の痛みは、ホルモンバランスが原因で起こる手根管症候群の可能性があります。 手根管症候群になると明け方を中心に指の痛みを感じやすく、症状の悪化とともに痛みを感じる指が増えていきます。 妊娠中の指の痛みを予防するためには、指を使い過ぎないようにしたり、体重管理を適切に行うことが大切です。
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