膝に痛みを抱えている人には有酸素運動がお勧めです 膝が痛いと歩くのも億劫になりがちです。しかし、動く機会が減ると、膝を守る筋肉はさらに衰えて膝への負担が一層大きくなってしまいます。痛いから動かない、動かないから膝がさらに痛くなる・・・という悪循環に陥るのは防ぎたいものです。 膝に痛みを抱えている方にお勧めなのは、ゆっくりと呼吸をして酸素を体内に取り入れながら行う有酸素運動です。心臓や肺、血管などの心肺機能も高め、膝の痛みの根本的な原因の1つである老化を遅らせることができます。 今回は特にお勧めな、「ウォーキング」と「水中ウォーキング」! 今回はこの2つのウォーキングの方法とポイントをご紹介していきます。 手軽にできるウォーキングのコツは? 膝に痛みが特にない方ならウォーキングがお勧めです。膝への負担が軽く、関節や筋肉、骨等を鍛えて膝の痛みを和らげる効果があります。心肺機能を高め、血管の老化も防いでくれます。いつでもどこでも1人で手軽に行えます。景色を眺めながら散歩の延長のように続けられるというところもいいですね。 ウォーキングをする時には、靴底に適度のクッション性がある運動靴を履きましょう。膝への衝撃を和らげてくれます。少し汗ばむくらいの急ぎ足が良いとされています。顎を引いて胸を張り、お尻の筋肉に力を入れ、背筋を伸ばしましょう。歩く時には腕を曲げて大きく振ること、膝を伸ばして大股に歩くことを意識しましょう!1回に20~30分程度続け、週に3日以上続けると、効果があるとされています。 膝に少し痛みがあるのなら、水中ウォーキング! 膝に少し痛みを感じる方には、水中ウォーキングがおすすめです。 水中では浮力が働くため、膝に痛みがある時でも水中なら浮力を利用して楽に動くことができるからです。転んで怪我をする危険性も水中では少ないので、心配な方は水中ウォーキングをおすすめします。 水中での水の抵抗は、陸上の空気抵抗の数十倍と言われています。ゆっくり歩いても脂肪が燃焼されて筋肉に刺激が与えられます。膝やその周辺の筋肉をリラックスさせながら鍛えられます。 水中では歩くだけでも十分な運動量になります。最初は2~3分歩いたら呼吸を整えるとというパターンを繰り返し、合計で15~20分くらい続けると効果的だとされています。週に1~2回行うのがお勧めです。 運動する前には体調をチェックしましょう 健康のために行う運動。無理は禁物です。膝は腫れていませんか?強い痛みを感じたり、膝が熱を持っているような状態ではありませんか?そうした症状が現れていたら、炎症が起こっている証しです。運動は膝の炎症をひどくしてしまいます。痛みや腫れ等が治まってから運動するようにしましょう。 また、長期間入院していたりして脚の筋力が低下している時にも、いきなり運動するのは控えた方が無難です。ストレッチをして徐々に筋力をつけてから運動しましょう。 まとめ 膝に痛みを抱えているからと動かなくなると、筋肉が衰えて膝への負担が大きくなり、痛みが余計ひどくなってしまいます。そうした悪循環を避けるためにも、日常生活に適度な有酸素運動を取り入れて健康な毎日を送れるといいですね。
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