自分が反り腰だと気付いたら、これ以上酷くならないうちにエクササイズを始めて、改善を目指した方が良いでしょう。 ここで、「反り腰って、そんなに良くないの?」と思う人もいるかも知れません。 反り腰になると横から見た体のラインも決して綺麗ではないですし、通常よりも反った分だけ腰に負担がかかりやすくなります。 そのため、反り腰は早めにケアしていくことが大切です。 今回は、反り腰の改善に効果的なエクササイズを見ていきましょう。 脊柱起立筋をケアする猫のポーズ 脊柱起立筋は背骨に沿って通っている筋肉で、反り腰を改善するためにエクササイズで鍛えると効果的な筋肉です。 脊柱起立筋を効率的に鍛えやすいポーズに、猫のポーズがあります。 具体的なやり方としては、まずは両手は肩幅くらいに、両膝は股関節の真下になるように床に付いて、四つん這いになってください。 そして、手と膝を使って床を押しながら、お腹を凹ませると同時に背中を丸めていきます。 今度は背中全体を真っ直ぐ伸ばして、胸は床に近付けてお尻を後ろに上げる感覚で背中を反らしていきましょう。 腰割りで股関節をケアするのも効果的! 反り腰を改善するエクササイズとして、股関節をケアしやすい腰割りを実践してみるのも良いでしょう。 やり方としては、まずは爪先を外側に向けて、肩の力を抜いた状態で背筋を伸ばして立ちます。 そして、お腹に力を入れながら、膝が前に出ないようにしつつ、ゆっくりと5秒以上かけて腰を落としていきます。 股関節を開くほど膝は外側に向きやすくなりますので、臨機応変に爪先の角度を調整しましょう。 また、股関節を開くほどお尻が締まりやすくなりますので、股関節が開きにくい場合にはお尻を締めてみましょう。 腰割りは、1日10回を目標に実践してみましょう。 大腿四頭筋をケアするのも効果的! 反り腰の人には、太ももの前側にある大腿四頭筋が硬くて、骨盤が前方向に傾いている人が多いものです。 そこで、大腿四頭筋をケアするエクササイズとして、まずは壁や台などに手を付きながら真っ直ぐ立ちましょう。 そして、片方の膝上のみを伸ばす感覚で、片膝を後ろに向かってゆっくりと曲げていきます。 もう片方の大腿四頭筋も、同じように伸ばしてみましょう。 膝の下にクッションを挟んで寝るだけでもOK! 反り腰を改善したいと思っても、エクササイズを行うのはそれなりに時間がかかりますし、苦手だと言う人も多いでしょう。 こんな人は、寝る時に膝の下にクッションを挟んでみてはいかがでしょうか。 背中や腰の力が抜ければ、腰が自然なカーブを描いて、だいぶ楽になるはずです。 朝起きた時にいつもより楽だと感じるのであれば、暫くはこの方法で寝るのも良いかも知れません。 まとめ 反り腰の人には、脊柱起立筋が衰えていたり、股関節の筋肉や大腿四頭筋が硬くて骨盤が前に偏っている人が多いものです。 ですので、エクササイズでは、脊柱起立筋や股関節の筋肉、大腿四頭筋を鍛えて柔軟にするのが効果的です。 また、それなりに時間の必要なエクササイズが厳しい人は、寝る時に膝の下にクッションを挟んで寝るだけでも良いでしょう。
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