妊娠をきっかけに腰痛になったり、腰痛が酷くなった場合には、反り腰に原因が潜んでいるのかも知れません。 反り腰は名前の通り腰が反っていて、正常な人よりも腰により大きな負担がかかりやすくなる状態のことを言います。 妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいますし、ただでさえ腰に負担がかかりやすいですので、できることなら反り腰を改善した方が良いです。 では、妊娠中に安心して取り組める対策には、どのような対策があるのでしょうか。 妊娠中も基本的な立ち方を心掛けること 反り腰を解消するためとは言え、妊娠中のエクササイズには体の負担になってしまうものも多いものです。 ですので、もっとも安心して取り組みやすい対策としては、基本的な立ち方を心掛けることです。 妊娠週数が進んでお腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて、正しい立ち方が分かりにくくなります。 しかし、壁に後頭部から踵までの後ろのラインをしっかりとくっつければ、基本に帰ることはできます。 この時に、腰と壁の間に、手の平の厚みよりも大きな隙間が空かないようにしましょう。 休憩を挟みながら無理なく家事を行うこと 「ちょっとした家事を行うくらいでは、反り腰にならない。」と思ったら、大間違いです。 妊娠中は体の様々な部分に負担がかかりやすいですので、通常よりも体を労わりつつ家事をすべきです。 調理や洗い物などでキッチンに立つ時間が長引きそうな場合には、途中で休憩を挟んで椅子に座ったり、足首を回したりして休みましょう。 掃除を行う際には前傾姿勢が多いですので、こまめに腰を休ませましょう。 仰向けで腰を捻るエクササイズもお勧め! 妊娠中は仰向けに寝た状態の方が、エクササイズを実践しやすいと言う人も多いでしょう。 ですので、腰を捻るエクササイズで反り腰の改善を目指しましょう。 まずは、左右の脚をくっつけて膝を立てた状態で仰向けに寝て、膝をゆっくり右に、左に交互に倒していきましょう。 膝を倒す時に両肩が床から離れないように注意して、最初は左右1回ずつ3セットを目標にしてみましょう。 仰向けで膝を抱えてコロコロするだけでも効果的! 反り腰を改善するためと言えども、妊娠中は仰向けの状態でも体を動かすのが辛いと言う人もいるでしょう。 こんな人は仰向けに寝て、曲げた両膝をお腹の前で抱え込みます。 そして、このまま前に、後ろにコロコロと背中を転がしてみましょう。 このエクササイズは楽な反面、お腹に力が入りやすいですので注意しましょう。 まとめ 妊娠中の腰痛が気になり始めたら反り腰の可能性があり、一度は壁に体の後ろ側をくっつけてチェックしてみると良いでしょう。 腰と壁の間に簡単に手の平が入ってしまう場合には、まずは適度に体を休ませながら家事をこなすことを心掛けた方が良いです。 そして、余裕があれば、仰向けで腰を捻るエクササイズ、膝を抱えてコロコロするエクササイズなどを行ってみましょう。 ただ、エクササイズのやり方によっては、妊娠中の体に負担がかかることがありますので、十分に注意して実践しましょう。
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