「足底筋膜炎とはどういうもの?」と聞かれた時に、答えられない人は多いのではないでしょうか。 足底筋膜炎は現代人に増えている症状とは言え、発症していることに気付かない人も多いものです。 では、足底筋膜炎とは一体どういう症状で、どういう人がなりやすい症状なのでしょうか。 足底筋膜炎は足の裏の腱膜の炎症! 「歩くと踵が痛い。」と言う人は、既に足底筋膜炎になっているのかも知れません。 足底筋膜炎とは、名前にもあるように足底、つまり足の裏の腱膜が炎症を起こす症状を言います。 足の裏には、踵から足の指の付け根周辺まで「腱膜」と言う組織が通っています。 この部分で炎症が起こると、軽く断裂が起こって痛みを感じやすくなります。 踵以外に指の付け根が痛むことも! 足底筋膜炎とは踵から足の指の付け根周辺までの腱膜で症状が起こりますので、この腱膜の中のどこで症状が起こってもおかしくありません。 足底筋膜炎による痛みは踵で感じる人が多いのですが、実は指の付け根で痛みを感じる人もいます。 酷い人だと、踵から指の付け根まで足の裏全体的に痛むと言う人もいます。 特に痛みを感じやすいタイミングが朝起きた時の歩き始め、暫く座っていて急に歩き始める時などです。 長時間立ち仕事をしている人は足底筋膜炎になりやすい! 足底筋膜炎とは足の裏の腱膜に大きな負担がかかって起こるもので、スポーツ障害のように考えている人も多いでしょう。 しかし、特にスポーツをしていない人でも、起こることのある症状です。 長時間立ち仕事をしていると、適度に座ったり寝たりして過ごしている人よりも、足の裏の腱膜に負担がかかります。 また、長時間立ち仕事をしている時に、ヒールのある靴、窮屈な靴などを履いていると、腱膜により大きな負担がかかります。 土踏まずが無い人も足底筋膜炎になりやすい! 足底筋膜炎とは極度な負担ばかりが症状に繋がるのではなく、元々の足の形が症状に繋がりやすいこともあります。 その証拠に、「同じように立ち仕事をしていても、自分は足が痛いのに、あの人はなぜ平気なんだろう。」と思うことはありませんか。 実は、足の裏の土踏まずが無い扁平足の人は、足底筋膜炎になりやすいと言われています。 扁平足は先天的な場合もありますが、年齢や運動不足による筋力低下、怪我などが関係していることもあります。 まとめ 足底筋膜炎とは足の裏の腱膜の炎症によって起こる症状で、踵や指の付け根が痛くなることが多いものです。 足底筋膜炎になりやすい人は、足をよく使うスポーツをしている人ばかりではなく、長時間の立ち仕事をしている人が挙げられます。 さらに、先天的な理由、年齢や運動不足による筋力低下、怪我などで土踏まずが無い扁平足の人も、足底筋膜炎になりやすいようです。
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