膝の痛みの元は腰の硬直にある!?膝と腰の意外な関係性とは?
膝の痛みの元は腰の硬直にあります 「膝の痛みの原因は肥満」としばしば言われます。それを信じてダイエットに励んでいる方も多いのではないでしょうか? 確かに肥満は膝の痛みの一因です。しかし、ぽっちゃり体型でも膝の痛みが無い人もいれば、痩せているのに膝が痛む人もいます。 膝の関節は、前後にしか動きません。横にはもちろん曲がりませんし、捻じることもできません。横に曲げたり、捻じったりする動きは、本来は腰が行なっています。微妙な捻じりの動きは普通に歩く動作にも含まれています。 腰が固くなると捻じりが効かなくなって、膝に捻じりの力が加わってしまいます。腰と連携して行われるべきねじりの動作が膝だけで行われると大きな負担となり、痛みとなってあらわれてしまうのです。 腰を固くする一因に腎臓の疲労があげられます 膝の痛みの元となる腰の硬直。腰が固くなる原因の一つに腎臓の疲れがあります。腎臓に疲労が溜まると、腰を硬直させ、腰でうまく捻れを行えなくなるのです。 膝に痛みを感じる人には頻尿傾向が認められます。頻尿は腎臓が疲れている証しです。また、梅雨や夏の蒸し暑い時期に膝の裏が腫れたように熱くなって痛むという方も多いようです。梅雨や夏の蒸し暑い時期というのは、湿気があるため汗をかきづらく、汗腺からの汗の排泄の代わりに尿で排泄を行わないといけなくなるため、腎臓に負担がかかりやすくなります。そうして腎臓が疲労すると周りの筋肉に負担がかかり、硬直する現象が起こるのです。 循環器系の問題も膝の痛みに関わっています 膝が痛いと訴える人には、血圧が高い方、動脈硬化の傾向が認められるという方も少なくありません。膝の痛みにはこうした循環器系の問題も関わっている場合があります。 循環器系の問題は血液が濁っていることに起因します。老廃物が血液中に溜まって血流を悪くすると、血液を浄化しようとし、最初は解毒機能のある肝臓がフル回転します。それでも追いつかないと、ろ過機能のある腎臓がフル回転し始めます。腎臓に大きな負担がかかると、腰が固くなります。そして、膝に無自然な力が加わることになってしまいます。 膝の痛みは簡単に解決できるものではありません 膝の痛みは、膝を治療したら解消される、膝の水を抜いたら治るというような単純な問題ではありません。腰の硬直という問題と腎臓や循環器系の問題とが重なり、それらの問題が長期間にわたって続いた結果引き起こされる問題なのです。 膝に痛みを治すには、体全体を調整し、改善していくことが必要になります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 膝の痛みの元が腰や肝臓、循環器系にあるなんて意外!そう感じた方が多いのではないでしょうか。 からだの痛みは痛みが出ている部分だけに問題があるのではなく、別の場所に原因があることが多々あります。 もしあなたが「最近膝が痛いな~」と感じていたら、身体の内側から何かサインを出しているのかもしれません。 生活習慣を見直して内側から健康になる意識をしてみたり、身体全体の調整を行える治療院を探して相談してみるなど、痛みを改善できるように色々と試してみてくださいね。
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