五十肩は予防できるが一番!肩に負担を掛けないことが重要
酷いと睡眠まで支障が出てしまうほどの激痛になるケースもある五十肩。出来ることなら発症する前に予防できるのが一番です。 五十肩は確かに年齢による体の機能低下も関係していますが、それに加えて、日常生活による肩への負担が、五十肩を起こしてしまう原因になると考えられています。 では、五十肩の予防のために、日常生活でどういったポイントに気を付けたら良いのでしょうか。 日常生活で五十肩の原因となりやすいのは、肩に負荷のかかりやすい姿勢 五十肩の名前にもある「五十」くらいの年齢になると、体に蓄積した疲労を解消しにくかったり、姿勢を支える筋力が衰えやすくなります。 こんな中で、特定の部位ばかりに繰り返し負荷をかけていたり、猫背や前のめりの姿勢で肩に無理な力を加えていたりすれば、当然肩へのダメージは積み重なります。 キッチンで鍋を持ったり、野菜を切ったりなどのちょっとした動作でも、毎日のこととなればいつかは肩への負担は蓄積されて大きな負担になります。 五十肩を予防するためには、肩に負荷のかかりやすい姿勢は最小限にして、1日のうちに少しでも楽な正しい姿勢をしている時間を増やすことです。 腕を動かせる範囲をキープすることで五十肩が予防できる! 五十肩を発症した時の肩関節付近の炎症に気付く前には、実は首、肩、そして背中にかけての広範囲の筋肉は極度の緊張しています。 他にも、腕の筋肉が凝って、硬くなってしまっていることも多いようです。 日常的な姿勢がこのようなコリの原因になると同時に、コリが起こることでますます日常的な姿勢が悪くなって大きな負担をかけてしまうことも考えられます。 五十肩を予防するためには、五十肩の起こる50歳前後とは言わずに、20代、30代の若い頃からでも肩への負担の少ない姿勢は心掛けるべきです。 そして、腕を動かせる範囲を50歳前後になってもキープすることも、五十肩の予防に大切です。 腕の筋肉を伸ばすストレッチ 腕を動かせる範囲をキープするために、腕の筋肉を伸ばすストレッチをしてみましょう。 まずは、手の平を上に向けた状態で、左腕を真っすぐ前に伸ばしてください。 それから、右手で左手の指を下に曲げてキープします。 反対の手も同じようにストレッチしてみましょう。 このストレッチでは、普段の肘を曲げることの多い動作で凝ってしまった腕や肩の筋肉を伸ばすことが出来ます。 丸まりやすい背中を伸ばすためのストレッチ 普段の癖で丸まりやすい背中を伸ばすストレッチも、五十肩を予防するために効果的です。 まずは、両手を腰辺りに添えて、肘を若干後ろに引くよう意識して背中だけではなく胸や肩も同時に伸ばします。 次に、腰辺りに添えた両手を手の平が後ろに向くようにして、左手を右手の上にしたり、右手を左手の上にしたりを繰り返して背中の上に向かって動かしましょう。 最後に、前後にゆっくり大きく肩回しをして、体の力が抜けるような状態にしておしまいです。 ストレッチを五十肩を発症した後にやる場合、急性期の激痛がある時は無理はせず、痛みがある程度引いてから少しずつ頑張ってみましょう。 まとめ 五十肩は体の機能の衰えと同時に、普段の姿勢で肩周辺に負荷をかけることが原因で起こるものです。 ですので、五十肩を予防するためには、正しい姿勢を心掛けることはもちろんこと、腕を動かせる範囲を維持することも大切です。 将来的に五十肩の心配をしている方、五十肩が起こって痛みが落ち着いた方は、ぜひ腕や肩、背中、腰のストレッチを習慣にしてみてください。
1232