ヘルニアは初期に対処することが大事!身体に違和感を覚えたら症状チェックをしよう
ヘルニアの症状をチェックしてみると、激痛や痺れを中心に色々な症状があるようです。 もしかしたら今まで些細な症状としてあまりに気にしてこなかった症状の中にも、ヘルニアの症状に該当するものがあるかも知れません。 では、ヘルニアの症状のチェック項目を見ていきましょう。 腰椎椎間板ヘルニアは、痺れの症状からぎっくり腰と区別できる! 腰椎椎間板ヘルニアはぎっくり腰と勘違いしてしまう方もいるのですが、次のような症状をチェックしてみると簡単に区別することが出来ます。 「お尻から太ももにかけての裏側で痺れを感じる。」 「歩くと下半身で痛みを感じ、足に力が入りにくかったり違和感がある。」 「咳やくしゃみをするだけでも、腰で激しい痛みが起こる。」 「前かがみの姿勢でいると背中が痺れる。」 この中の症状が1つでも当てはまれば、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。 腰椎椎間板ヘルニアが悪化すると、感覚にも障害が出てくる! 次のような症状をチェックして該当するものがあれば、腰椎椎間板ヘルニアが悪化している可能性があります。 「足がもつれて歩きにくい。」 「物に触れた時の感覚が分かりにくい。」 「尿意が分からない。」 「足の冷えがあって体温調整がしにくい。」 頚椎椎間板ヘルニアは、痺れの症状から鞭打ちや寝違いと区別できる! 頚椎椎間板ヘルニアは次のような症状の有無をチェックすることで、鞭打ちや寝違いと区別することが出来ます。 「首に加えて、肩甲骨周辺でも痛みを感じる。」 「肩、腕、指で痺れを感じる。」 「足がもつれそうになって歩きにくい。」 「頭を上げる時に首がきつい。」 鞭打ちや寝違いだと首だけで痛みを感じることが多いのですが、頚椎椎間板ヘルニアでは首以外でも症状があるのが特徴です。 頚椎椎間板ヘルニアは痺れ以外にも症状を感じることがある! 頚椎椎間板ヘルニアの症状は痺れ以外にも、次のような症状を感じることがあります。 「箸を使ったりボタンをはめたりなどの細かい作業がしにくくなる。」 「頭痛やめまい、肩こりなどが起こる。」 「集中力が無く体がだるい。」 「視力の低下が気になる。」 他にも脳や横隔膜、臍、鼠径などのヘルニアがある! 腰椎椎間板や頚椎椎間板以外にも、脳や横隔膜、臍、鼠径などでヘルニアの症状が起こることがあります。 脳ヘルニアは頭蓋骨の中側で浮腫や血腫が起こるもので、激痛や痙攣、意識障害、呼吸困難、そして瞳孔の異常などの症状があります。 横隔膜ヘルニアは臓器が脱出して横隔膜にダメージを与え、胸痛や吐き気、呼吸困難などの症状があります。 臍ヘルニアは腸が臍から飛び出てくるもので、痛みは少ないようです。 鼠径ヘルニアは足の付け根の中側付近で臓器が飛び出すことで起こるもので、悪化するうちに痛みが酷くなっていきます。 まとめ ヘルニアの症状をチェックしてみると、ヘルニアでは激痛や痺れなどの症状が起こることが多いものです。 ヘルニアをぎっくり腰、鞭打ち、寝違いなどと間違えることがあるものの、まずは痺れの症状の有無からこれらを区別することが出来ます。 ヘルニアは激痛や痺れだけでも生活に支障が出やすいもので、症状が悪化するともっと色々な症状が起こります。 ですので、出来ることなら初期のうちに適切な対処をすることが大切です。
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