肩こりを常に感じている。 若い時からなのでもう諦めている。 ひどい時は吐き気を伴う…! 今回は、吐き気を伴う肩こりの原因と、改善のための効果的な食事について書いていきます。 吐き気を伴う肩こりの原因と理由 肩こりには地域性がある 肩こりには地域性がある事をご存知でしょうか? 実は以前に「肩こりランキング」なるものが調査されたのですが、最も肩こりが少ないのが沖縄県! 何となく分かる気がしますね。 そして、最も肩こりが多いのが、意外にも鹿児島県でした。 「南国でのんびりしてるから、肩こりが少ない」という理由では無いようですね。 ちなみに欧米の人も、肩こりを感じる人は少なく、まして、吐き気を伴うほどの肩こりを体感したことのある人は、皆無だそうです。(来日してから肩こりを感じるようになった、という人もいるようです。) 吐き気を伴う原因として考えられいる説が2つあります。 1つ目は、胃が肩からぶら下がる構造の為、肩こりがひどい時は胃を軽くするために吐く、という説。 そして2つ目は、肩こりは老廃物が溜まる事が原因なので、少しでも老廃物を出すために吐こうとする、という説。 しかし、どちらの説も、沖縄県や欧米の人に肩こりが少ない事を説明できないですよね。 沖縄県と欧米の共通点は「硬水」だった では、肩こりの少ない「沖縄」と「欧米」の共通点は何なのでしょうか? 実は、「水の性質が硬水」「乾燥している地域である」という共通点があるのです。 硬水とは、その名の通り硬度の高い水で、ミネラルを多く含んでいる水の事です。 これは石灰岩などの地形を流れている川の水や、地下水などに多く日本では少ないですね。 特にヨーロッパの水に多く見られ、コンビニにあるエビアンやボルヴィックなどが有名。 一般的には、飲用や調理などには適さない水といわれています。 マグネシウムやカルシウムを多く含むのが特徴で、老廃物の排出に役立ちます。 病院で出される便秘薬は、マグネシウムがメイン。 それほど効果は高いのですが、軟水に慣れた日本人には硬水は飲みにくく感じます。 湿度が高いと身体の水分代謝は滞りやすいので、塩分も必要です。 水分代謝とは、老廃物を尿や汗として体外に排出することです。 湿度が高い梅雨の時期などは代謝が悪くなり、逆に湿度が低い冬などは良くなる傾向があります。 沖縄県と欧米は乾燥している期間が他の地域より多いので、体内の循環が良いようです。 実際に沖縄の人が大阪に来ると、湿度の高い暑さにバテるそうです。 吐き気を伴う肩こりの多くは、水分代謝が上手くいってないことが原因と考えられます。 ですので、水の性質が老廃物の排出効果がある硬水であること、そして、乾燥している期間が長く体内の循環がいい状態を保てる環境であることが、「欧米」や「沖縄」の共通点であり、肩こりが少ないと説明できるのです。 老廃物の排出が、吐き気を伴う肩こり改善のカギ 酵素をつくる栄養素を食事から摂取 老廃物の排出には酸素も必要です。 体内で行われる代謝の多くは、酸素がないと滞ります。 そして、酸素を大量に運搬しようとするには、鉄分が必須ですね。 鉄は体内で合成できないので、食事からの補給が必要です。 そのためには、鉄の含有量が多いだけでなく、吸収のよい食品を摂取することが大切です。 なので、鉄の含有量が多く吸収率も良い「レバー」がお勧めですね。 深呼吸をして身体に酸素を取り入れれば、老廃物の排出は更に促進されます。 また鉄の吸収は、緑茶やコーヒーを飲むと阻害されるので注意しましょう。 まとめ 吐き気を伴う肩こりは、病気が潜んでいる事もあるので、心配なら病院を受診しましょう。 原因不明と診断された時は、ミネラルや酸素不足で、老廃物の排出が滞っている事を疑いましょう。 慢性的な症状に悩まされている人は、硬水と鉄分をぜひ摂取してみて下さい。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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