誰でも一度は風邪をひいたり、今の時期はインフルエンザに罹ってしまう事がありますよね。 一度もない!という人も中にはいるかもしれませんが、そんな人も気になる疑問です。 「どうして病気になるのか」 ・・・そう考えたことはありませんか? 手洗い・うがいをきちんとしていたり、マスクなどで予防していても、病気になることはあります。 衛生面を注意していても、病気になってしまうのはどうしてなのか…。 今回は「自律神経」にスポットをあてて、お話ししたいと思います。 自律神経の乱れはストレスが原因 病気の発症の原因は「自律神経の乱れ」が大きく関係します。 自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、24時間、体の中で活動している神経です。 簡単に2つの神経の説明をすると、 ・昼間、身体を動かしているときに活動しているのが「交感神経」 ・夜、体を休ませているときに活動しているのが「副交感神経」 という役割があります この2つの神経のバランスが崩れてしまうと「自律神経の乱れ」を起こしてしまいます。 自律神経の乱れの最大の原因は「ストレス」と言われています。 ストレスには色々ありますが、病気の引き金になる原因は、 1・働き過ぎ 2・心の悩み 3・薬の長期服用 この3つが大きく関わっています。 1つずつ、引き金となってしまう原因を説明していきます。 自律神経は白血球のバランスを管理している 自律神経と大きく関係するものに「白血球」があります。 白血球というと、病気を治してくれる細胞、というイメージが出てくる人も多いのではないでしょうか? 自律神経が乱れてしまうと、白血球のバランスも崩れてしまいます。 白血球の中には様々な細胞があり、病原菌を殺菌したり、傷口を治したりと、役割を持っています。 バランスが崩れてしまうことで、菌への免疫が低下したり、体内にできた傷を治す力が低下する原因になってしまうのです。 では、どのタイミングで自律神経は乱れてしまう(ストレスを感じてしまう)のでしょうか? 1.働きすぎー生活の乱れから起こるー 仕事をしている時は交感神経が活発に動き、身体は活動モードになります。 例えば、午前9時から午後5時まで働いて、後はゆっくり休養する。 生活リズムにこうしたメリハリがあれば、交感神経と副交感神経のスイッチはスムーズに切り替えられます。 しかし、労働時間が長くなると、交感神経から副交感神経へのスイッチの切り替えが、うまくいかなくなります。 これによって、白血球のバランスが崩れてしまうのです。 2.心の悩みー精神的なストレスから起こるー 人は誰でも、何かしらストレスを抱えています。 ・仕事が辛い…。 ・人間関係がうまくいかない…。 ・家族に病人が出た…。 ・リストラの心配が…。 こうしたストレスを抱えていると、脳のある部分が興奮して、交感神経が緊張します。 交感神経が緊張してしまうと、体を休めようとする副交感神経への切り替えができなくなってしまうのです。 3.薬の長期服用ー免疫力の低下から起こるー 痛み止め、ステロイド剤、抗生物質、高血圧治療薬等…。 現在の薬のほとんどは、交感神経を刺激する作用があります。 痛みや熱は、副交感神経が体を守る為に出しているサインです。 しかし、私達が痛みや熱を感じると、多くの人は痛み止めや解熱剤を飲むと思います。 薬を飲むことが日常的になってしまうと、体の中に元々あった免疫力が低下してしまうのです。 免疫力が低下すると、病気にかかりやすい体になってしまう、という悪循環が出来上がってしまいます。 まとめ 「病気の要因は7割が交感神経優位、3割が副交感神経優位で起こる」と言われています。 出来るだけ自律神経のバランスが乱れないような生活を心がけると、病気になりにくい、と言えますね。 自律神経の乱れは「ストレス」だという話は、ここまで話してきました。 勿論、ストレスだけが原因ではありませんが、簡単にできそうな所は「ストレスの発散」です。 美味しいものを食べる、友達を遊ぶ、映画を見に行く…ストレスの発散方法は人それぞれ。 自律神経の乱れを意識して、病気になりにくい体を内側からつくっていきましょう。 筆者プロフィール 牧 裕子 悠々堂 まき鍼灸院臨床検査技師 美容整体師 疲労回復協会 所属 整体師 不妊カウンセラー 主人の鍼灸院にて整体を担当しています。 とてもソフトな整体で主に手足に触れることで身体の症状を改善していきます。 虚弱体質で慢性の症状でお困りの方に喜ばれています。 自然治癒力を上げてご自分で良くできる身体にするサポートをしています。 患者さんが元気で、笑顔になれることが私の喜びです。
筆者プロフィール
牧 裕子
悠々堂 まき鍼灸院
臨床検査技師
美容整体師
疲労回復協会 所属 整体師
不妊カウンセラー
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