下半身のむくみは膝痛の原因となります。むくみとは、体の外へ排出されない余分な水分のことです。たまった水分は膝などの関節に負担をかけ、それが膝痛の原因になります。 下半身のむくみをなくせば、膝痛をやわらげることができます。膝周りだけでなく、下半身に余分な水分をためないような生活習慣を身につけましょう。脚の水分排出には、かんたんなマッサージも効果的です。 むくみとはた血漿成分が必要以上にたまった状態 むくみとは、血管からしみ出た血漿成分が必要以上にたまった状態です。血液の流れがわるくなると、ふだんより多くの血漿が血管から染み出ます。行き場をなくした血漿は血管と関節を圧迫し、ひどくなると関節に炎症をひきおこします。これがむくみによって膝痛のおきるメカニズムです。 デスクワーク中心の仕事をしている人の中には、帰宅時には膝痛を感じる方も多いのではないでしょうか。座ってばかりだと、下半身を動かす機会がほとんどありません。このため多くの事務職の方は、下半身に血液の循環障害をおこしているといえます。 塩分控えめな食生活と冷えない工夫をすることでむくみを改善 下半身の血行をよくする食事や服装をこころがければ、膝周辺のむくみを改善することができます。 塩分を取すぎると、下半身だけでなく全身がむくみやすくなります。よぶんな水分をためこまないために、膝痛に悩む人は減塩をこころがけなければいけません。 冷えも血流をわるくする大きな原因のひとつです。クーラーの温度を下げ過ぎないようにする、スカートではなくパンツにする、仕事中はひざ掛けを使用するなどの工夫をして、下半身の温度が下がるのを防ぎましょう。 足の裏には水分を排出するツボがたくさんあります むくみのたまった状態が長く続くと、関節の痛みまで慢性化しやすくなります。脚のむくみをその日のうちに解消することが、膝痛の症状緩和への近道です。 体があたたまっているバスタイムは、血流改善とむくみ解消のチャンスです。手の平や指をつかって、膝周辺だけでなく、脚全体をやさしく揉み解すといいでしょう。 寝る前の青竹踏み運動も下半身のむくみ解消に効果的です。足の裏には水分を排出するツボがたくさんあります。10分間ほど青竹踏みをすれば、よどんだ水分や老廃物が流れます。これを習慣にすることで、翌日には脚がすっきりとして軽くなっているのを感じることができるはずです。 まとめ デスクワークの方にとって、脚のむくみは避けられない問題です。食生活や服装に気をつけて、むくみをできるだけ抑えるようにしましょう。さらに脚マッサージを習慣づければ、膝痛のリスクを遠ざけ、症状を緩和することも可能です。
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