歩行時に膝が痛む高齢者は多いですが、高齢者に限らずに膝関節に何等かのダメージが加わる事によって若い方でも歩いているだけで膝が痛む場合があります。 今回はその膝痛の原因とケア方法について解説していきます。 歩行時の膝痛の原因その1 よく高齢者が膝に水が溜まって痛いといった症状を訴える事がありますが、その原因の一つとして考えられるのが変形性膝関節症と呼ばれる症状です。様々な原因によって関節のクッションの役割を持つ軟骨がすり減り、骨への衝撃を吸収できなくなり骨が変形していきます。 遺伝によるケースもあるようですが、年齢につれて筋力が弱くなることから高齢の人、また関節への負担が大きい肥満の人がこの症状になるケースが高いようです。 歩行時の膝痛の原因その2 他にも腰椎椎間板ヘルニアという症状で、坐骨神経痛になって膝やお尻、太ももの後ろ、つま先、足の裏といった箇所が痛む事もあります。 腰椎椎間板ヘルニアは、20~30代と比較的若い年代の方が発症する場合が多いようです。 治療せずに放っておくと尿失禁や膀胱直腸といった障害が生じてしまう事もあるので、早めの治療が大切です。 歩行時の膝痛の原因その3 足を屈伸している時や歩いていてカクッと膝の力が急に抜けるといった症状が起きる場合には、半月板損傷の可能性が高いです。 これは激しいスポーツ等で膝を強く打ったり、ねじった時に膝関節部が関節腫脹したり、関節血腫しているのです。 放っておくと損傷したままの状態で普段の歩行や立ち座り動作の度に膝に大きな負担がかかってくる事になるので、悪化すると日常生活を送るのにも支障をきたす可能性が高くなります。 歩行時の膝痛の原因その4 他に考えられえる膝痛の原因としては、慢性関節リウマチがあります。 慢性関節リウマチも膝が常に痛む状態というのは症状がかなり悪化している可能性が高いです。 初期段階では体がだるかったり食欲不振といった症状なのですが、段々手足の関節が痛み出したり関節が腫れてくると、かなり症状が悪化している状態です。 特に日本人は膝に多量の関節液が溜まりやすいといった体質を持っているので、膝が傷んで腫れてきたら注意が必要です。 膝だけでなく頸椎や肘関節、股関節といった部分も損傷していきます。 ただの関節痛だと思わずに、早めの処置が大切です。 まとめ いかがでしたか?このように歩行時に膝が痛む原因は様々ですが、どちらにしても早めにケアしていく事で症状の悪化や合併症を防いでいく事が大切です。
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