一度五十肩になると、症状が改善しても「いつか再発するのではないか。」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 確かに、五十肩の再発を繰り返している方もいるようです。 では、再発を予防して快適な日常生活を送るためには、一体どうしたら良いのでしょうか。 ラジオ体操で回復期の癒着を予防すること 五十肩の再発を防ぐためには、回復期をどのように過ごすかがポイントになってきます。 実は、回復期は、必ずしも五十肩を発症する前の状態に回復すると言う訳ではないのです。 今まで痛みで肩を動かさないようにしてきた分、肩の関節組織が癒着して痛みに関係無く肩が動かせないことがあるのです。 回復期の癒着を予防するためには、肩の痛みが回復するだけではなく肩の動きが復活するまでラジオ体操で適度に肩を動かすのが効果的です。 肩関節が動きにくい場合には、机を使って腕回しが効果的! 五十肩の改善や再発防止には、五十肩体操を毎日の習慣にして徐々に肩関節や腕の可動域を広げていくのが効果的です。 ただ、体操を実践しようにも、肩関節が思うように動かないと言う方も多いでしょう。 こんな方は、まずは机の横に立って、痛くない側の腕を机に置いて上体を前に傾けます。 さらに、痛みを感じる側の腕は脱力状態で垂らし、そのまま手先を使ってゆっくり大きく円を描きながら回してください。 腕が上がらない場合には、両手を押し合う体操が効果的! 五十肩を発症した方の中には、腕が上がらないと言う方もいるでしょう。 こんな方の五十肩体操のやり方としては、まずは両肘を直角にして両手を前に伸ばして「小さく前ならえ」としてください。 次に、痛い側の手の甲を上に向けてもう片方の手の平を乗せ、上に来る方の手に軽く力を入れて痛い側の手を押します。 そして、痛い側の手は上に来る手に抵抗するように押し返すよう力を入れて、そのまま5秒間キープしましょう。 この体操は、1日10回前後行うと良いでしょう。 今後の姿勢や生活習慣を見直すこと せっかく五十肩を回復しても体操を心掛けていても、今までの悪い姿勢や生活習慣を続けていては五十肩を再発する可能性があるのは当然です。 五十肩の再発を予防するためには、あぐらや足を組む姿勢、猫背などは止めて、背筋をしっかり伸ばした正しい姿勢を心掛けることです。 パソコンや携帯を使用している時、家事をしている時も、画面やキッチン台の位置など少しでも楽な姿勢を心掛けましょう。 ストレスも五十肩の原因となるので、楽しい時間を意識的に作ってみたり、夜に出来るだけ光や音を避けて適温の静かな環境でリラックスすることも五十肩対策になります。 他には、意識的に階段を使うようにすること、歩くようにすることなど、適度な運動を日常生活に取り入れましょう。 まとめ 一度五十肩を発症してしまうと、回復期の肩の関節組織の癒着で再発を繰り返してしまうことがあります。 五十肩の再発を予防するためには、日常的な悪い姿勢や生活習慣を見直して五十肩の原因を除去することです。 それから、机を使って腕回しや両手を押し合う体操などの五十肩体操で、肩関節や腕の可動域を広げていきましょう。
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