首のヘルニアは日常的な姿勢や動作にも原因があるのでしょうが、「もしかしたら普段使用している枕にも原因があるのでは?」と思う方もいるでしょう。 確かに、睡眠中は活動中とは違って、知らず知らずのうちに悪い姿勢を取ってしまいやすいものです。 自分に合っていない枕を使用していると、気付かぬうちに首の負担になってヘルニアの原因を作ってしまったり、ヘルニアの人は症状を悪化させてしまうことがあるかも知れません。 では、どういう枕が良くて、どういう枕がいけないのか見ていきましょう。 寝返りのしやすい枕を賢く選ぶことが、首のヘルニア対策に大切! 首のヘルニアを対策するのに良い枕として、枕の高さや低反発などの機能性を重視している方は多いでしょう。 しかし、どんなに効果で機能性の優れているかのように見える枕を使用したところで、一向に首の辛さが楽にならない方もいるのではないでしょうか。 実は、このような方は、寝返りのしやすさを考えて枕を選んでいないことが多いのです。 長時間の同じ姿勢は体の一部に不安がかかりやすいと言うのは、活動中に限らず寝ている時も同じなのです。 寝ている時は寝返りによって体への負担を分散するようになっていますので、枕は寝返りのしやすさで選ぶのが1つの大切なポイントとなります。 寝返りが出来ていないと、痛みや血行不良などの様々な体のトラブルの原因になる! 「寝ている時、この姿勢なら全く体に負担がかからない。」と言うベストな姿勢は存在しません。 どういう姿勢であれ、少なからず何らかの形で体に負担がかかっているからこそ、寝返りを上手にすることで負担を分散することが首への負担を減らすことに繋がるのです。 例えば、横向きに寝ると骨盤に負担がかかりますし、一見バランス的に良さげな仰向けで寝ても肩とか腰に負担がかかっているのです。 このような状態が長時間続けば、当然何らかの痛みが発生したり、血行不良が起こったりなどの体のトラブルの原因になります。 私たちの体は寝ている時に寝返りをするよう命令が出るようになっていますので、それに答えられるような枕を選ばなければいけません。 寝返りは枕が合ってないからこそしていることも! ただ寝返りをすれば首のヘルニア対策になるかと言うと、決してそのようなことはありません。 実は、寝返りの中には、意識しなくても気楽な感じで快眠に繋がる姿勢に変えられる良い寝返りと、枕の心地悪さが原因で起こる寝返りもあるのです。 後者の場合は、合わない枕の使用で体のどこかに負担がかかっているからこそ、楽な姿勢を探そうと打ってしまう寝返りで快眠の妨げになっています。 首には昼間の活動中に必ず負担がかかっているでしょうから、夜の睡眠中に楽な姿勢で首の負担を回復しなければ、日に日に首の負担を蓄積させてしまうことになります。 全員に合う枕は存在しない!自分に合う枕を根気強く探していくことが大切 では、「この枕を使えば首の負担を減らせてヘルニアの対策になる!」という枕は存在するのでしょうか? 残念ながら、万人に適した枕というものは存在しません。 それぞれ首の長さや体の大きさは違いますし、ヘルニアになってしまっている人でも、それぞれ症状は違いますので、全員に合う枕は存在しないのです。 では、どうすればいいのか? 答えは、自分に合う枕を根気強く探していくのです。 バスタオルなどを重ねて自分に合う高さを探していってもいいですし、薄手のクッションを重ねて調整してみるのもいいでしょう。 自分に合ったやり方で、自分の首が楽な高さを発見していただく必要があるのです。 どんなに有名ブランドの枕でも自分い合わなければそれは自分にとってはいい枕とはいえません。 色々と試して自分にベストな枕選び・枕づくりをしてみましょう。 まとめ 首のヘルニアは、無意識のうちに取っている寝姿勢に原因が隠れていることもあります。 特に枕を「値段が高いから良さそう。」とか「何となく機能性に優れていそう。」、「仰向け寝で丁度良い高さだから。」などで選んでいる方は注意が必要です。 良い枕は楽に寝返りができ、どんな姿勢においても首に負担のかかりにくい姿勢をサポートしてくれる枕、そして起きた時に不快感の出ない枕でです。 寝ている時に苦痛を感じたり安眠できていない感じがする方は、ぜひ自分に合った枕選びを根気強く続けてみましょう!
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