更年期とはいつ頃のこと? 「更年期」。女性にとって辛い症状が現れやすい時期として、症状を緩和する薬のテレビCMでも耳にしますよね。更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰え、停止して、女性ホルモンが欠乏した状態で身体が安定するまでの時期を言います。 具体的には閉経をはさんで、その前後10年くらいを更年期と呼んでいます。女性ホルモンの急激な減少が始まる時期なので、個人差が大きく、30代後半で更年期障害の症状が現れる人もいます。ほてり、のぼせ、いらいら、肩こり、腰痛などが更年期障害の代表的な症状ですが、更年期になって関節痛を訴える人も少なくありません。 更年期障害を上手に乗り越える8つの心得をご存知ですか? 更年期障害の症状が現れる年齢に個人差が大きいのと同様に、更年期障害の症状の現れ方も大きな個人差があります。ほとんど変化が現れない人もいますが、諸々の症状が現れて辛い症状を訴える人もいます。 更年期は家庭や職場でもストレスを抱えやすい時期です。子育てや親の介護が重なる時期でもあります。 更年期障害の症状を少しでも軽くするには、次の8つのことを意識して自分に優しい生活を送ることが大切です。 1.タバコは吸わないようにする 2.暴飲暴食をやめる 3.野菜をたくさん食べる 4.寝る直前に食事をしない 5.人との交流を増やす 6.生活を楽しみ、笑顔で過ごす 7.睡眠を十分にとる 8.適度な運動をする 運動していて膝に痛みを感じるようになるのはどうして? 更年期になると体力も落ち、少し動いただけで疲れるため、運動不足になりがちですが、適度な運動を行うことでカラダやココロを刺激し快適な生活を送ることができるようになります。しかし、運動不足を解消しようといざ運動を始めると、膝に痛みを感じるようになり結局動くのが億劫で悪循環に陥る人もいるようです。「それほど激しい運動をしているとは思わないのに…」と戸惑う人も。では、更年期に膝が痛くなるのはなぜでしょう? それは軟骨のすり減りに関係しています。 膝は大きな関節です。関節の骨と骨が接する部分は軟骨で守られています。軟骨は、関節の動きを滑らかにして衝撃を和らげる働きをしています。軟骨は加齢とともにすり減って行きますが、女性は男性に比べて関節の面積が小さいので、一定面積あたりの関節にかかる荷重は女性の方が大きくなります。女性の方が加齢による膝の痛みを感じやすいと言えます。 更年期の膝の痛みを緩和するには? 加齢とともにすり減っていく軟骨。女性は男性に比べて関節の面積が小さいために荷重が大きくなりますが、他にも女性ならではの悩みがあります。 軟骨は主にコラーゲンや水分でできています。コラーゲンの生成に大きく関わっているものにエストロゲンという成分があります。エストロゲンは更年期になると分泌される量が減少します。そのため、更年期の女性のからだでは、コラーゲンが作られにくくなり、関節の軟骨が減ってしまうのです。 では、膝の痛みを緩和するために、どんな対処法があるのか見てみましょう。 1.コラーゲンを多く摂る。 食事だけで毎日一定量を摂るのが難しいようなら、サプリメントを活用するのもいいですね。 2.自分の適正体重を知ってスリムアップを心がる 3.血行を良くするよう心掛ける (関節の痛みは冷えで悪化するため) 4.関節を支える筋肉を鍛える 関節をゆっくりと曲げ伸ばしできる水中ウォークで膝を労わりながらやってみるといいでしょう。 まとめ いかがでしたか? まざまな体調不良に悩まされる更年期。 膝痛がある人はコラーゲンを意識的に多めに摂り、適度な運動で体重管理をしながら、膝まわりの筋肉を鍛えることで痛みが解消されるかもしれません。からだの変化を少しの意識と努力で改善し、明るい更年期を過ごしていきましょう。
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