湿布で済ませていませんか? 「最近、あまり歩いていなかったから」とか「ちょっと体重を落とさないと」という風に思ってウォーキングをしたところ、膝に痛みがでてしまった、そういう人は少なくありません。 さらに、朝起きた時や長時間同じ姿勢でいた後に膝が痛むということもあるのではないでしょうか?また、寒い時期には特に膝に痛みを感じる人もいるでしょう。 膝に痛みを感じると、差し当たり湿布を貼る。それで安心する人も多いのではないでしょうか。湿布で痛みをやり過ごしていると、後々症状が悪化することもあります。 膝には大きな負荷がかかっています 膝は立っているだけで全体重のほとんどを支えています。座ったり立ち上がったりする時にも、大きな力が膝に加わります。歩く時には体重の2~3倍、走る時には体重の5~10倍もの負荷がかかるとされています。 加齢によって足の筋肉が衰えると、膝への負担は一層大きくなります。膝に痛みを抱えるようになり、動いた後だけではなく、同じ姿勢を続けた後にも膝が痛むようになります。 膝は変形性関節症を最も起こしやすいところです! 歩いたり走ったりする時はもちろん、立っているだけで、体重の負担がかかる膝。膝は関節が変形してしまう、変形性関節症が最も起こりやすいところとされています。 変形性関節症は関節の老化とも言われています。関節は、軟骨がクッションとなってスムーズに動くようになっていますが、この軟骨は、加齢とともに脆くなり、欠けたりすり減ったりして周囲に炎症を起こします。症状が進むと、同じ姿勢でいた後にも膝が痛むようになります。 膝を労わる生活をしましょう 変形性関節症の初期の痛みは湿布などを貼ると一時的に治まってしまいます。ところが、関節の軟骨は、欠けたりすり減ったりすると元には戻りません。症状はだんだんと悪化します。 では、変形性関節症を進行させないためにはどんなことをしたらいいのでしょうか。 まず、膝に過度の負担がかからないように自分の適正体重を知って体重管理をすることが大切です。また、膝を冷やさない、外出する時には靴底が適度のクッション性を持つ靴を履く、正しい姿勢で歩くということを心がけると良いでしょう。同じ姿勢を続けた後には、時々軽い屈伸運動をして関節を柔軟にするのもいいですね。 まとめ いかがでしたでしょうか? 痛いから湿布を貼っておけば大丈夫・・・とその場しのぎを続けていると、膝の痛みはどんどん悪化して行く可能性があります。体重管理をしたり、なるべく膝の負担がかからないように意識することが大切です。また、症状が深刻化してからではなく、早い段階で整形外科や治療院に相談するのもいいでしょう。
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