腰痛対策には座り方が大切!自分に合わない椅子はクッションや踏み台で調整
「腰痛対策には座り方が大切!」とよく言いますが、「座り方だけで腰痛になるの?」と思っている方も多いでしょう。 しかし、デスクワークの方なら、実際に長時間座っているうちにだんだんと腰痛が酷くなるのを経験済みなのではないでしょうか。 では、一体どういう座り方が腰痛対策に良くて、どういう座り方が腰痛に良くないのでしょうか。 背骨が常に緩やかなS字カーブになるような座り方が腰痛対策に良い! 本当であれば、常に背骨本来の形を維持していて無理な力が加わらない状態で過ごしているのが一番です。 ただ、座っている時、寝転がっている時などは、どうしても理想的な背骨の緩やかなS字カーブは崩れやすいものです。 立っている時でさえも、常に猫背、前かがみで背中の緩やかなS字カーブが崩れている方は多いでしょう。 このような姿勢を続けていると、椎骨に大きな圧力がかかり、周辺の組織を刺激して腰痛を引き起こす原因となります。 あぐらや足を組む、どちらかで荷物を持つなどの姿勢や癖にも注意して過ごすことが、腰痛対策になります。 腰痛対策の座り方は顎を引いて背筋を伸ばし、お腹を引っ込める! 正しい座り方は小さい頃に学校の先生から教わったことがあるものの、大人になるにつれて姿勢が崩れている方は多いでしょう。 しかし、小さい頃に教わった正しい座り方こそが、腰痛対策の座り方なのです。 まずは、椅子の背もたれにもたれないように深く腰掛けて、足の裏は床にしっかり付けた状態で座ります。 膝の間はこぶし1~2個分くらい開いているのが良く、上半身は顎を引いて背筋を真っすぐ上に伸ばしてお腹を意識的に引っ込めましょう。 作業をしているうちに、肩から上が前のめりにならないように注意しましょう。 長時間座るだけではなく、柔らかい椅子に座るのも腰痛の原因に! 長時間座るのが腰痛の原因になりやすいのは、時間とともにだんだんと座り方が崩れて腰に負担のかかりやすい前のめりの姿勢になりやすくなるからです。 腰痛対策のためには長時間の座り姿勢の合間の時間を設けて、背中や腰を伸ばすストレッチを行うのが良いでしょう。 それから、腰痛対策として、クッションの柔らかい椅子を使用したり、椅子に柔らかいクッションを乗せている方もいるでしょう。 椅子を柔らかくすると、かえって腰が沈み込んで座り方が不安定になりやすく、腰痛が起こりやすくなることもあります。 柔らかい椅子よりも、姿勢を保ちやすい適度な硬さの椅子の方が腰痛対策になります。 高さの合わない椅子も腰痛の原因になる! 足が床に付かなくてぶらぶらしてしまうような高い椅子、膝から上のラインが斜めに上がってしまうような低い椅子は、腰痛の原因になりやすいです。 もっとも良い座り方は、足の裏全体をぴったり床に付けて膝が椅子の座面よりも若干上がる感じです。 とは言っても、既に椅子の用意されているオフィスだと、自分に合った高さの椅子を用意するのは難しいでしょう。 こんな時には、足を乗せる台を用意しておくと便利です。 まとめ 座り姿勢は毎日のことで、悪い座り方は日々腰に負担をかけて腰痛の原因になりやすいものです。 腰痛対策には、正しい座り方を日々心掛けることで腰への負担を最小限に抑えることが大切です。 柔らかさ、高さなどの椅子の選び方によっても腰痛の原因となることがあるので、オフィスなどで自分に合わない椅子はクッションや踏み台などで調整しましょう。
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