痛いのは内側?外側?膝の痛みの原因と改善ストレッチ【動画あり】
こんにちは!
モズク治療院の新人整体師、小宮りんです。
膝が痛くて大好きなサッカーができない・・・。
膝が痛くて階段の昇り降りが辛くて・・・。
こんな悩みでお困りではありませんか?
膝の痛みがあると歩きづらかったり、重度の場合は歩けなくなってしまったり、日常生活に大きな支障をきたす症状です。
今回は、膝の痛みを改善するためのストレッチのほか、年代や膝の場所別に分けて原因について詳しくご紹介していきます!
まずはストレッチをいくつか試していただき、それでも膝の痛みがおさまらない場合は、治療院や病院で適切な対処をしていきましょう!
膝が痛い!そんなときに試してほしい、ストレッチ○選!
膝の痛みのストレッチ
横浜市の「土井治療院」院長先生によるストレッチ動画です。
膝の痛みを自分で治す!
大阪の整体『西住之江整体院』院長先生によるセルフケアの紹介です。
膝の内側が痛い時の治療
和歌山の整体「廣井整体院」院長先生によるストレッチ動画です。
ひざ外側が痛い時のセルフケア体操
嬉野市はり灸整体あい治療院 院長先生によるセルフケアの紹介動画です。
膝の痛みを解消 変形性膝関節症、膝がいたい時の対処法
神戸三宮の整体「ひふみ整体」が紹介する膝の痛みの解消法です。
年代別!膝の痛みの原因をみてみよう!
膝の痛みといえば、高齢者に特有のものだと思われがちです。ですが実は、膝に関する疾患は年代を問わずにみられます。
年齢に関係なく、膝の痛みには適切な対策をとることが必要です。
体重を支える膝関節には、日常的に大きな負担がかかっています。
膝に痛みをひきおこす理由は加齢だけではありません。生活習慣や体重の増加なども膝疾患の原因となります。
疾患慢に正しく対処して性化を防ぐためにも、自分の年代で起こりがちな膝の痛みの原因をおさえておきましょう。
10代~20代
10代、20代でよくみられる膝の痛みの原因として、ケガ、膝関節の使いすぎ、生まれつきの膝蓋骨障害などがあげられます。
同年代のほかの人に比べ、膝をよく使うスポーツをしている人は膝に疾患をかかえるリスクが高くなります。
サッカーやバスケットボールなどを日常的に行っている人は注意が必要です。
重いものを普段から持ち上げる肉体労働に従事している人も、膝の靭帯や半月板を傷めることが多くなります。
また生まれつき膝蓋骨が割れている人も、成長期には膝の痛みをおこしやすくなります。10代は筋肉や骨が急速に発達するため、膝の関節が一時的に不安定になるからです。
30代~40代
30代以上の人の膝の痛みの原因としてもっとも多いのは、膝関節の軟骨のすり減りです。軟骨は関節のなかでクッションのような役割を果たしています。
中年期が近づくと、生活習慣や加齢が原因でこの軟骨の量が減りはじめます。
軟骨がすり減ると、膝を曲げるたびに強い痛みが生じます。
30代は軟骨が減るにはまだ早い年代です。
しかし若いころから激しいスポーツをしていた人、重労働を続けてきた人は注意しましょう。
こうした生活習慣をもっていた人は、30代でも膝の軟骨が減少し始める傾向があります。
40代は、膝の軟骨の減少が本格的に始まる時期です。
加齢の影響で膝の軟骨の水分が失われ始める年代が40代だからです。
みずみずしさのなくなった軟骨は、関節を動かすたびに摩擦ですり減ったり変形したりします。
中年期特有の体重の増加も、膝に痛みをひきおこす大きな原因です。とくに女性は40代になると、ホルモンバランスの変化で体重が増加しやすくなります。
中年期に膝の痛みを訴える人のなかで、女性が圧倒的に多いのはこのためです。
50代~60代
50代以上の人が訴える膝の痛みの、ほとんどの原因は老化です。
この年代になると、老化の影響で膝の軟骨がますます劣化し、すり減って少なくなります。
そのため多くの人は膝関節に炎症をおこし、痛みに悩むようになります。
この時期になると、膝の痛みの原因として肥満が見逃せなくなります。
閉経が近づくと、ほとんどの女性は体重が適正体重をオーバーするからです。
更年期になると基礎代謝が低下するため、多くの人が太りやすい体質に変わります。
この年代に過体重をおこしている人は、膝を傷める可能性が非常に高くなります。
膝の痛みの原因
膝の痛みの原因としてさまざまな疾患が考えられます。
病院を受診するときには、症状についてできるだけ具体的に説明するようにしましょう。
医師や施術者は、患者への問診を診断でとても重視します。
いつから痛みがあらわれたのか、どのようにすると痛みが強くなるのか、痛みは強くなってきているかなどについて、病院で的確に伝えることが大切です。
変形性膝関節症
中年期以上の男女にとても多くみられる病気です。男性よりも女性の患者が多い、肥満している人がなりやすいなどの特徴もこの疾患にはあります。
変形性膝関節症という名前は、膝関節の軟骨のすり減りが原因で、関節自体が変形することからつけられました。
生活習慣や加齢の影響で、膝関節の軟骨は少しずつ減っていきます。
軟骨が少なくなり、大腿骨と脛骨の間が狭くなると、炎症がおきて膝が腫れるようになります。
さらにひどくなると、膝関節に骨棘とよばれる骨の突起ができたり、膝に水がたまるようになります。
症状が進むと、膝関節だけでなく半月板まで変形します。
変形性膝関節症は初期であれば、膝の屈伸のときに痛みを少し感じる程度です。
炎症がおきている場合は、触診をしたときに膝に痛みを感じるでしょう。
軟骨が減っていくにつれて、痛みのせいで歩くことすらつらくなります。また、膝に大きな負担のかかる正座や、坂道の歩行、膝を伸ばすといったことが困難になります。
オスグット
10代の成長期の男女によくみられる疾患がオスグット病です。膝に強い負担がかかりすぎることが原因で、膝下の骨が盛り上がったり、脛骨の一部が剥がれたりします。
オスグットを起こしやすいのは、サッカー、バトミントン、バスケットボール、陸上競技など、膝を酷使する激しいスポーツを日常的に行っている人です。
特に成長期の子どもは膝軟骨が十分に整っていないため、頚骨の腱が繰り返し強く引っ張られると膝の骨に異常がみられるようになります。
オスグットの症状は患者による個人差が大きいことが特徴です。
多くの患者は、膝下を押すときに強い痛みを感じますが、膝の横を押すときに痛みのある人もいます。
歩くだけでも膝が痛いという人もいれば、走ったりしなければ痛みはないという人もいます。
この疾患は、早期治療と長期休養で完治が可能です。
ただクラブ活動などをしている子どもは、完治する前に運動を再開してしまう傾向があります。
そのため患部が十分に治癒せず、慢性化しやすいのもオスグットによくみられることです。
スポーツ外傷
スポーツをしているときに、はっきりとわかる1度の原因のために体におきる体の異常のことをスポーツ外傷といいます。
たとえばバレーボール中に転倒して膝をぶつけ、そのあとで膝が腫れて痛むようになることがあります。
この場合の膝の異常をスポーツ外傷と呼びます。
膝のケガの原因が、あきらかに転倒による膝への衝撃だからです。
スポーツ外傷は比較的治療しやすいといわれます。原因がはっきりしているため、治療方針をたてやすいからです。
膝のスポーツ外傷の場合、問診と触診のあとに患部のレントゲン、CT、MRI画像診断などが必要に合わせて行われます。
こうした検査でケガの程度を判断し、ギブス、湿布、手術などの治療が行われます。
適切な治療とリハビリで、たいていのスポーツ外傷は痛みの軽減が可能です。
スポーツ障害
日ごろから運動をしている人が、スポーツ中に体に感じる異常のことをスポーツ障害と呼びます。
スポーツ障害の特徴は、はっきりした原因は本人にもわからないことです。
大抵のスポーツ障害は、関節や筋肉を繰り返し使いすぎることによって起こるものだと考えられています。
スポーツ障害を完治させるには、ケガの治療だけでは不十分です。
トレーニングの内容を見直し、本人の体の関節や筋肉の強さ、体力などに合わせたものに変更する必要があります。
ウォーミングアップやクールダウンを徹底することも、スポーツ障害を防ぐ上では大切です。
ジャンパー膝
バスケットボール、バレーボール、サッカー、陸上競技など、膝を酷使するスポーツをしている人によくみられる疾患のひとつがジャンパー膝です。
10代の男性にこの疾患はよくみられます。成長過程で骨や筋肉が十分に固まっていないときに、膝に繰り返し強いストレスがかかると、ジャンパー膝になりやすいと考えられています。
ジャンパー膝になると膝周辺に腫れ、熱、痛みがみらます。
度重なる衝撃で、膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨結節の一部が断裂したりするからです。
こうした症状は、膝を曲げるときや運動をするときに強くなります。
軽度のジャンパー膝なら、患部を冷やして十分に休息することで症状の改善が可能です。
ただ重症のときや慢性化しているときは、手術が勧められることもあります。
ランナー膝
ランナー膝とは、太ももと膝をつなぐ腸脛靭帯という組織に炎症がおきる疾患です
名前の通り、ランニングやマラソンなどを日常的に行う人によくみられます。
この疾患の原因は、膝を屈伸させるときに使う腸脛靭帯を酷使したことです。
そのためランナー膝は、陸上競技歴の長い人によくみられます。
しかし誤ったフォームや不適切なランニングシューズを使うことでもランナー膝はおきます。
趣味でマラソンをはじめたばかりの人にもランナー膝がみられるのはこのためです。
多くのランナー膝の場合、膝の真横を押すときに痛みがあります。
またランニング中、地面を足が蹴る瞬間に強い疼痛を感じる人が多いようです。
症状には個人差がありますが、ひどくなると痛みで坂道を歩くことができなくなったり、太ももの付け根まで痛むようになります。
関節リウマチ
関節リウマチは、関節に強い痛みを生じる疾患です。
両手の手首や指関節に最初の症状がみられることが多く、しだいに膝関節などにも症状が広がります。
膝の関節リウマチでは、屈伸が思うようにできない、強い痛みがある、膝関節が変形するなどの症状もみられます。
関節リウマチは中高年の人に多い疾患です。患者数では女性が男性を上回っています。
原因は体の免疫異常だと考えられていますが、発症の詳しいメカニズムについてはまだよくわかっていません。
症状が似ていることから、関節リウマチは変形性膝関節症と間違われることがあります。
しかしこの2つの疾患の症状には明らかな違いがあることを覚えておきましょう。
変形性膝関節症の場合、疼痛があるのは膝を動かしたときだけです。
それに対し関節リウマチでは、なにもしなくても膝などの関節に痛みが生じます。
部位別に膝の痛みをみてみよう!
疾患によって、膝の傷む部位は変わってきます。
膝のお皿を中心に、内側、外側、上部、下部のなかのどこが痛むのかについて確認しましょう。
痛みの詳しい部位を医師に正確に伝えることは、どんな病気であるかを診断するうえで大切なポイントです。
内側の膝の痛み
膝の内側に痛みがあるときは、O脚が原因による変形性膝関節症が疑われます。
O脚は膝の内側に負担のかかる姿勢です。
O脚のままで長年生活をしていると、膝関節のとくに内側の軟骨がすり減る変形性膝関節症を起こしやすくなります。
日本人は骨格上O脚になりやすいといわますれ。膝の内側に痛みを感じたら、まず変形性膝関節症を疑ってみるといいでしょう。
最初は膝関節の内側面を押すと痛みがあったり、歩き始めに疼痛がある程度です。
ですが症状が進行すると、膝に水がたまり、膝をうまく動かせなくなります。軟骨のすり減りがしだいに大きくなると、O脚もひどくなります。
外側の膝の痛み
膝の外側を押すと疼痛があるときは、X脚が原因でなにかの疾患がおきていると考えられます。
膝のすぐ外側にある骨の出っ張りを押してみましょう。
ここで痛みがあると、膝関節の外側面に異常があると考えられます。
日本人には少ない脚の形ですが、最近の若い方のあいだではX脚も増えています。
まず考えられるのは、膝関節の外側の軟骨がすり減るタイプの変形性膝関節症です。
X脚の人が変形性膝関節症を患うと、膝の外側に疼痛がおきます。
膝に負担のかかる重労働をしていたり、中高年にさしかかったりしたX脚の人は、外側の膝を中心に変形性膝関節症をおこしやすくなります。
次に考えられるのは、スポーツ障害やランナー膝による痛みです。
X脚の人は、膝の外側に体重をかける姿勢で普段から生活しています。
この脚にひねりなどの動作や強い衝撃が加わると、膝関節の外側を傷めやすくなります。
膝の上部の痛み
膝の上部が痛むときは、膝蓋大腿関節症をおこしている可能性があります。
膝蓋大腿関節症とは、膝のお皿と太ももの骨の接合部である、膝蓋大腿関節に炎症がおきる疾患です。
加齢によって関節の軟骨がすり減ることでこの疾患はおきます。
また股関節の生まれつきの異常が原因で、膝の上あたりに痛みがでることもあります。
この疾患は変形性股関節症と呼ばれます。
変形性股関節症の場合は、膝の上、太もも、股関節と広い範囲で疼痛がみられることが特徴です。
膝の下部の痛み
成長期の子どもが膝の下の痛みを訴えたら、まずはオスグットが疑われます。
膝のお皿と、すねの骨である頚骨との接触面でおきる障害がオスグットです。
炎症は比較的狭い範囲にしかみられないため、膝の下が局所的に痛むという特徴があります。
20才以上の人にも膝下の痛みがあらわれることはあります。
スポーツ習慣をもっているのなら、ジャンパー膝やスポーツ障害の可能性が高いでしょう。
特にジャンプやストップ・アンド・ゴーなどの動作を頻繁に行うスポーツでは、競技者は膝と頚骨との間の腱が炎症を起こしやすくなります。
膝の下を押したときだけ痛みがあるのなら、炎症はまだ軽度です。
しかし痛みがだんだん強くなる場合は、炎症が長引いて慢性化しつつあるのかもしれません。
膝の痛みに効くツボ
膝の痛みを抑えるにはツボを刺激することも効果的です。
指でソフトに押したり、市販のお灸をのせたりしてツボを刺激してみるといいでしょう。
脚の前面にあるツボは見つけやすいため、自分1人でも手軽に刺激できます。
膝の痛みを緩和できる、代表的なツボ4種類をご紹介します。
足三里(あしさんり)
足の脛の骨のすぐ横にある足三里(あしさんり)は、膝の痛みを取る代表的なツボです。
膝にお皿のすぐ外にあるくぼみから、脛の骨に沿って指4本分下がったところにあります。
【足三里(あしさんり)】胃腸の症状や疲労回復、むくみに良いツボ。脚痩せにも効果的!円を描くようにさすると良い感じ。 #知らなかったらRT #ダイエット #ツボ pic.twitter.com/VR1bp9XY3I— 必見!簡単ダイエット術 (@diet_for_girls1) 2016年3月17日
、梁丘(りょうきゅう)
膝のお皿から指3本分上がったところには、梁丘(りょうきゅう)と呼ばれるツボがあります。
ここも膝の痛み解消に効く有名なツボです。大腿骨の際にあります。このツボは指で少し強めに押してみてください。
【鍼灸師科の嶋田先生に聞いた豆知識⑤】膝から指3本ほど上の外側には「梁丘(りょうきゅう)」というツボがあります❗️ココは胃痛や腹痛に効くツボです!急性の胃痛に役立つので、試験前の緊張などで胃痛がした時は押してみよう(^-^) pic.twitter.com/qHVH8ycKOM— 東京メディカル・スポーツ専門学校(公式) (@TokyoMedical) 2016年1月19日
血海(けっかい)
膝のお皿の内側の上端から、指3本ほど上にあるのが血海(けっかい)というツボです。
【生理痛に効くツボ】 血海 膝の内側、膝の皿から指3本分上がった辺り。 生理痛をやわらげたり、ふくらはぎのむくみを取ったり、ホルモンバランスを整える効果があります。 足痩せ効果も♪ pic.twitter.com/5MPCPjlen3— のりぴ (@uMxtVXevSoj5E6z) 2016年2月25日
しつ眼(しつがん)
膝のお皿のすぐ下には、内と外にくぼみがあります。ここはしつ眼(しつがん)というツボです。片方の膝をかかえ、内と外のしつ眼を手の親指と人指し指で挟むようにして刺激します。
寒い時期に気になるのが膝の痛み。痛みをやわらげてくれるツボは膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみの「外膝眼(ガイシツガン)」と内側の「内膝眼(ナイシツガン)」。軽快に歩ける脚のためにケアを。https://t.co/2rmkvStmkP pic.twitter.com/2lLeR3mRIb— 集英社MyAge/OurAge (@MyAgeOurAge) 2016年2月5日
まとめ
軽い痛みがある程度なら、患部を冷やす、膝を休ませる、効果のあるツボを押すなどの工夫で自分でも膝の痛みに対処することができます。
しかし膝の疾患は慢性化しやすいため注意が必要です。
痛みがおさまらないときや、足を動かすと痛みがすぐに再発するときには、早めに専門家の診察をうけるべきです。
長い間我慢していると、関節の損傷が進んで治癒までの時間が長くなります。変形性膝関節症や関節リウマチなどのように、安静にしてるだけでは進行を止めることのできない疾患もあります。
膝に異常な痛み、長引く痛みを感じたら、専門家による診断を早めに1度は受けておくほうがいいでしょう。
登場人物
小宮りん
モズク治療院で新人整体師として頑張ってます! 整体歴2年の23歳。 骨格模型を眺めながらコーヒーを飲むのが趣味。 206個ある骨の中でも大腿骨が特に好き。 Twitterは初めてだけど、ドンドン絡んでください! 「ヘルモア」っていうサイトでコラム書いてます。
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