疲労回復が遅い
40歳を間近になった年齢になったからか、最近休んでも疲労が回復しないのです。 睡眠時間が短いのかと思い、なるべく多く寝ているのですが体が重く感じることが多々あります。 他にも回復に効果のある豚肉などを食べたりしているのですが、あまり効果があるように思えません。 どうしたものかと考えています...
腕の起点が胸鎖関節なら脚の起点は? 人間は二足歩行の生き物です。二本脚で器用にバランスをとり歩くことができます。 他の動物と違い体に対し垂直に重力がかかってくるため、その状態に合わせた骨格の構造になっています。 脊椎のS字カーブや足にある3つのアーチ構造を始め、重力と直立歩行に耐えるための構造を有しているのです。 また脚は1本の骨(大腿骨)から2本(脛骨と腓骨)、そして最終的には5本(各指骨)というよに骨の構成は腕と似ています。 どこからどこまでが脚? 前回「骨格を意識してみて動いてください」ということで、例として腕(指先から鎖骨まで)のことを書きました。 では、脚に関して前回と同じ質問をしてみます。 アナタはどこからどこまでが脚だと思いますか? 恐らく殆どの方が「股関節(脚のつけ根)から足まで」と答えると思います。 脚に関しては私もそう思います。私も脚はやはり股関節から始まっていると認識しているのです。 それは胸鎖関節のように、脚のみを動かした際に連動して動く関節が股関節までだからです。 世の中には骨盤は仙腸関節(仙骨と寛骨の間)で、僅かですが動くという説もあります。腱引き療法にも仙腸関節のズレによる腰痛があると考え、そのための施術も存在します。 また身体操作の中には骨盤そのものを意識的に動かすことによって体の連携ができ、動きの質が高まるというものもあります。 しかし今回はそのことを考慮しません。予備知識のない方が動かしてすぐにわかるというものではないからです。 普段、何も考えずに動かせるけどそこを気にしたことはない。でも胸鎖関節のように触っていたら動いていると確実に分かる……それが脚の場合は股関節になります。 股関節は球関節になります。球関節とは簡単に言うと球状で凸になるパーツと球状に凹んだパーツが組み合わさった関節ということです。 細かい関節の構造に関してはもっと色々ありますが、ここでは大雑把に考えてください。 股関節のような球関節は3つの軸を持つ そして球関節というのは三つの軸を持ちます。 この三つの軸の組み合わせによって股関節単体で複雑な動きが再現できるわけです。 「股関節が柔らかい」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべることは何でしょうか? 多くの人がいわゆる「股割り」をしたときに前後もしくは左右180°の開脚ではないでしょうか? それくらい股関節というと脚を動かすことに使っている――という認識が強いと思います。 しかしそれ以外にも股関節に関して知ってもらいたいものがあります。 それは「股関節で体幹を支えている」という〝感覚〟です。 股関節から動くことに気づいてみる。 次の運動をしてみてください。 まず肩幅くらいに両足を開きます。 肩の力を抜いて、腕をだらんと垂らしておいてください。 後ろへ振り向くつもりで左右に体を捻ります。 この時、体を捻ることによって自然に腕が回るように腕の力を抜いてください。 この運動は東広島道場で主にスポーツをしている方へ指導しています。体から余計な力が抜けた状態というのを知ってもらうためです。 但しこれは運動を始めてすぐに分かるというものではありません。それなりに時間がかかります。 最初は体を〝捻ろう〟とします。あるいは〝腕を振ろう〟とします。 しかしこの運動を続けていくと、体を捻ろうとしなくても勝手に動く瞬間があることに気づきます。また腕に余計な力を入れなければ腕は体幹の動きに追従するようになり、結果腕を振った動きになります。 体に余分な力が入っていないとちょっとしたきっかけで動けるのです。 捻った時に体のどの部分がどのように動いているのか気にしてみる この時に大事なのは捻った時に体のどの部分がどのように動いているのか気にしてみること。 最初は分からなくて構いません。ただ気にしてみるんです。 そしてこの運動である程度感覚が養われてくると、股関節をよりはっきり意識できるようになります。 体を捻るというのは腰よりも先に股関節の部分から捻るのだということが分かるようになります。 また、ただ立っている状態の時に余計な力が抜けていれば体幹は股関節の部分で支えられていると気づくと思います。 この運動で気づくことというのは、他にもまだまだあります。 1日5分。まずは1ヶ月ほど続けてみてください。 1ヶ月後、きっと体の感覚が変わっていると思います。 体を内観してみる。 内観というと精神状態を観察する方法という印象が強いですが、ここでは文字通り〝体の内(中)を観る〟ことだと思ってください。この観るというのは実際にレントゲンなどで見るということではありません。想像してみるのです。 上記の回旋運動を骨格がどう動いているのか、〝気にする〟から一歩進んで〝想像しながら〟やってみる。これも立派な内観です。 すると漠然と運動するよりもいち早く体の感覚が変化していくのが分かると思います。 大雑把で良いので関節(骨格)の構造を知っているとなお良いでしょう。 実は体を内観するということは、一番最初に書いた「体のメンテナンスの第一歩は、自分の体を気にすること」へ帰結します。 動くことの基本である歩くことを気にして、動かせる筋肉を知り、筋肉と骨の繋がりを意識する。そして内観をすることによってより深く自分の体と〝感覚で繋がって〟いく。 段階を踏んで、自分の今の体の状態に対する認識を深めてみてください。 それが自分の健康維持やメンテナンスに活かされてきます。 筆者プロフィール 河野 伸幸 筋整流法 専門指導施術師 筋整流法 東広島道場 道場主 350年続く武術流派の活法であった〝腱引き〟。その腱引きの技を元に現代に合うよう改良されたのが『腱引き療法』になります。 お店の名前が道場となっていますが、これは武術の活法が起源であること。また一方的に施術するだけでなく共に学び合う場所、という意味が込められています。 どこに行ってもダメと諦める前に、腱引き受けに来てみんさい!
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筆者プロフィール
河野 伸幸
筋整流法 専門指導施術師
筋整流法 東広島道場 道場主
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