季節の変わり目でもあるこの時期で体調を崩す人は多いのではないですか? 当院に通われている方も今年は特に咳をしている方が多いように思われます。 さて皆様は「風邪かなぁ〜?」と思ったら、まずなにをされますか? 多いのは「まず風邪薬を飲む!」ということではないでしょうか?昔、私もそうでした。 しかしこれは正しいか?と聞かれると最近は「ちょっと待って!」とお応えしています。 そもそもその体調不良の原因はなに?? だるい、熱っぽい、鼻水が出る、咳が出る…などなど体調不良には様々な症状があります。 ただその原因は様々です。 細菌性、ウイルス性、疲れ、自律神経系のバランス異常 これは自分では判断出来ません! そのためむやみに市販の風邪薬を飲むことは「原因⇄対処」として正しくないことがあります。 かえって悪くなる場合もあるので注意したいところです。 まずなにをしたらよいか? 我々の身体の中には免疫力と自己治癒力があります! この機能が、過労やストレス、偏食や寝不足などにより低下してしまい、本来であれば体調不良に繋がらないような弱い細菌やウイルスにやられてしまうのです。 そのためこの機能を回復させれば自動的に良くなります。 ではどうするか? 答えは「休む、寝る」ことです。 ただ寝てればいいの? 中にはインフルエンザなど強いウイルスもいるためその場合は医師の指導のもと薬を服用した方がいいパターンもありますが、大抵の場合は寝てれば良くなります。 とても乱暴な言い方に聞こえるかもしれませんが、現代人は職場環境や通勤環境、人間関係などストレスが多く、さらには少しの体調不良ならば薬を飲んで頑張ろうとします…。 すると体は過労状態から身を守ろうと自律神経を働かせて免疫力を下げます。これにより先ほどもお話をしましたが風邪を引きやすくなります。そしてさらに頑張る…。 この状態を繰り返すと体は休めておらず免疫力が下がったままになり、また自律神経も乱れたままとなります。 この状態は、丸腰で敵地に乗り込むようなものです。自己防衛が出来ていません。 風邪を引かない、長引かせない対処法 1.ストレス ストレスを100%取り除くことは不可能です。そのためストレスはあるものとして受け入れることが重要です!諦めが肝心!? 2.栄養摂取 ビタミンやミネラルなど抗酸化力が高い食事心がけ、果物などで酵素を摂るのもよいでしょう。なにをどのくらい摂取したらよいか難しい、と言う方は専門家に相談しサプリメントを処方してもらうのがよいでしょう。 3.お風呂に浸かる 湯船に浸かりましょう。温度と水圧によりリラックス効果と血流改善が期待できます。 4.熱めのシャワーを浴びる 少し温度を高めにしたシャワーを首の後ろから背中の肩甲骨の間辺りにあて温めます。自律神経のバランスの乱れにアプローチします。 5.マッサージをする 全身の筋肉が緊張状態にあると血流が悪くなっている他、自律神経の働きも鈍ります。そうなると当然、免疫力も下がってしまうため、筋肉をほぐす必要があります。(発熱中は逆効果もあるので事前にご相談下さい。) 6.びわ葉温灸 枇杷葉温圧療法の枇杷葉の薬効とお灸の温熱効果、棒灸の指圧効果により、体温を上げ免疫力を上げます。1℃上がると30%増すと言われています。 このように本来、人が持つ力を最大限に活かしてあげてこその治療です。 かぜかなぁ〜と思ったら「まず薬」ではなく、「まず休む」ことを心がけてください。 一色浩太 つるのこころ治療院院長(鍼灸按摩マッサージ指圧師) 一般社団法人 まほろば東京融合療法研究会付属施術所 所長 中国上海中医薬大学 解剖学短期研修修了 枇杷葉温圧療法 師範 (福寿弁天秘法 濱田家直系) 治療の主役は「あなた自身」です! 人には自らを治そうとする自己治癒力があります。その力を最大限に引き出し、整えてあげることで症状に対して根本的な側面からアプローチしていきます。 また東洋医学では病気になる前に治療や養生をして未然に防ごうということを「未病知」といいます。当院はこの病気になる前の"予防"にも力を入れ、根拠のある施術、指導を行っていきます。
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一色浩太
つるのこころ治療院院長(鍼灸按摩マッサージ指圧師)
一般社団法人 まほろば東京融合療法研究会付属施術所 所長
中国上海中医薬大学 解剖学短期研修修了
枇杷葉温圧療法 師範 (福寿弁天秘法 濱田家直系)
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