機能性食品に頼る前に

日々、患者さん方からのご質問をお受けしますが、 私の体調だったら、ビタミン◯が、△△が足りないのでしょうか？ この健康食品を勧められたのですが、どうでしょうか？ということを尋ねられることがあります。 鍼灸師の立場で、特定の食品や商品をお勧めすることはしてはならないことです。 通院している方でしたら、主治医の先生に必ず聞いていただくようにお願いしています。 まずは生活習慣の見直しを もちろん、これらの商品・食品を摂取することで、生活のリズムが取り戻せたり、体調不良が楽になったり、という事例、たくさんあるのだとは思います。 その前に、ご自分の生活を見直していただきたいのです。 少しでも質のよい睡眠が取れていますか？ ご飯はバランスよく、ご自分に合った食材を食べていますか？ お通じが気持ちよくありますか？ 運動するチャンスはありますか？ 気のおけないご家族、お友達、周りの方と笑って過ごす時間はありますか？ 機能性食品に手を出す前に・・・ 早く休めるように、生活のリズムを見直す、ゆったり眠れるような寝具やお部屋の環境を整える、 質のよい調味料や食材を買う、美味しいと思うものに少しお金をかけて、食べに行く 自分が楽に一日を過ごすためのものにお金をかけて、時間を買う 身体を動かすための歩きやすい靴、心地ようウェアにお金をかける。 日常から少し離れた場所に旅に出かけたり、自然の中に身を置く。 よくわからない機能性食品にお金を出すのでしたら、 こういったことにお金を払ってみませんか？ わたしはこんな風にお答えしています。 筆者プロフィール 宮田あずさ 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 安産灸ネットワーク所属 女性・こども・マタニティ・ノマド鍼灸院院長 首都圏中心に出張鍼灸を行っています。 産科医療機関での安産灸R逆子の灸R治療経験を活かし安心・安全なお産を求める妊婦さんのケア・女性特有の不調のフォローを刺さない鍼・痕の残らないお灸を使いおこなっています。