その顎の痛み、ストレスが原因かもしれません ふと気づいた顎の痛み。口を大きく開けようとすると、なんだか開けづらい。口を開けるとカクカクするように感じる。そうした症状が認められたら、顎関節症かもしれません。 顎関節症の人の多くはストレスを抱えていることが多いと言われます。精神的な緊張状態が続くと、脳は無意識のうちにストレスを発散させようとして歯ぎしりや食いしばりといった行動をとるようになります。睡眠中の歯ぎしりや無意識に行っている食いしばりは、顎関節症の原因の一つです。 ストレスを溜めやすいタイプかどうか、チェックしてみましょう 顎関節症の人はストレスを溜めやすいと言われます。自律神経の乱れや情緒不安定などの症状が認められる方も少なくないようです。ストレスを溜めやすいタイプかどうか、簡単にチェックしてみましょう。 次の6項目のうち、当てはまると思う項目はいくつありますか? もしも3つ以上該当するようなら、ストレスを溜めやすいタイプだと言えます。 □完璧主義である。 □几帳面で、細かいことが気になる。 □他人が感じないものを感じることができる。繊細である。 □何事にも一生懸命に取り組む方だ。 □他人が自分のことをもっと分かってくれたらと思うことが多い。 □こだわりが強い方である。 ストレスは顎の痛みの元! ストレスが気づかないうちに溜まっていると、寝ている間に歯ぎしりをしていたり、自覚無しに歯を食いしばっていたりします。食いしばりが頻繁になされると、噛みしめる筋肉が疲労したり、その部分が絶えず緊張していたりします。筋肉の疲労や緊張が続くと、顎のバランスが悪くなります。 また、口を開く時に緩む必要がある筋肉が緊張したままになると、口の開きを妨げて開口障害を伴うようになります。口を開けるとカクカクするように感じたら、歯科や治療院など専門家に相談するといいでしょう。 顎関節症かも?と思った時に自分でできる4つの対処法 顎関節症はストレスが原因となっていることが多く、自覚無しに食いしばりを繰り返しているといった日常の悪い癖が大きく影響しています。自分の悪い癖に気づいて改善すること、ストレス解消に努めることが大切です。実践しやすい4つの対処法をご紹介しましょう。 1.ポストイットに「食いしばらない!」と書いて目につきやすいところにる。 2.食事はゆっくりやさしく噛むようにする。(ストレス緩和に効果があります。) 3.眠る前にリラックスできる音楽を聴いたり、気分転換できる本を少しだけ読んだりする 4.低めの枕を使う。(自分のげんこつの厚みより少し低い物が良いとされています。) まとめ いかがでしたでしょうか。 寝ている間に歯ぎしりしたり、無意識のうちに食いしばりを繰り返していたり。そうした日常の悪い習慣が顎の痛みを生んでいます。 自分でも簡単に実践できる対処法を試してみましょう。それでも顎の痛みが続いたら、歯科や治療院に相談してみるといいでしょう。
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