皆さんの中にも頭痛で悩んでいる方が多いと思います。 今回は、頭痛の治療のお話です。 頭痛の種類について 頭痛には、原因不明のものと、そうでないものがあります。 多くの場合は、原因不明です。 これらに入るのが緊張性頭痛、片頭痛等です。 原因がはっきりとわかっているのは、脳に腫瘍等がある場合です。 使われる薬について たまに誤解されている方もいますが、緊張性頭痛と片頭痛では本来使われる薬が違います。 緊張性頭痛は、筋肉残りを取り、痛みを緩和させるのが目的で薬を使います。 ロキソニン等が有名な薬です。 片頭痛では、血管の拡張をおさえる意味で血管の拡張を沈める薬と、血流を良くする薬が使われます。 しかし、片頭痛の場合でもロキソニンが出される場合もありますので、その場合はとりあえず何回か飲んで見て効かないようでしたら薬を変えてもらった方がいいです。 痛み止めは現在では100種類以上ありますから自分にあった薬を見つけることが大切です。 これら以外に、緊張性、片頭痛の両方を持たれている方もいます。 この場合は、頭痛の症状により薬を使い分ける必要があります。 市販の痛み止めでは、何が良いのか? これは周りに同じ症状の頭痛を持たれている方の意見を参考にして下さい。 可能なら、自分に合う薬が見つかるまでは病院に行きましょう。 鍼灸治療との併用のメリット 鍼灸治療と生活を見直し、治療を行えば原因がはっきりとわかっている場合以外であれば薬との併用からスタートし、段々薬を外せるようになります。 これには、やり方がありますので鍼灸治療だけでは難しいです。 あくまで生活の見直しが必要です。 原因がはっきりとわかっている場合は、内容により薬を外せる場合もありますが、薬を外す場合は、必ず医師にご相談下さい。 鍼灸治療には高い鎮痛効果があります。 こりを取る効果もあります。 これらと痛み止めを組み合わせる事で、薬だけ、鍼灸治療だけよりもよりよい効果が期待できます。 最後に 頭痛は、めったにならない人もいれば、しょっちゅうなる人もいます。 自分に合った薬を見つける事は、非常に大切です。 ですが、薬がない生活は無理と言うのもなんだか寂しいものです。 全く、頭痛のない生活になる事は難しくても人ツきに1.2回程度なら問題ない生活を送れると思われます。 そして、自分に合う薬を見つければもし頭痛になったときでも安神です。 薬は、必要に応じて飲む事は何も悪い事ではないです。 しかし、あまり薬ばかり飲んでいると言う生活は、不安になってしまいますのでそういう意味でも鍼灸治療と生活の見直し、もしもの時の痛み止めと思って下さいね。 ちゃんとした、鍼灸治療と痛み止めを適切に使えば、原因不明の頭痛の多くは改善されます。 なお、頭痛でも何でもそうですが、痛みの治療の基本は痛みがでたら我慢しないで早くから痛み止めを飲むことです。 痛みを我慢してから痛み止めを飲むとあまり効きませんのでご注意下さいね。 今回は、頭痛のお話でした。 頭痛でお悩みの方は、ぜひ参考にして下さい。 筆者プロフィール 水野 裕章 北斗鍼灸院院長 静岡県焼津市で、不妊治療と各種痛みの治療を行っています。 開院以来、140人以上の方が出産されております。(2016年1月現在) 不妊治療でお悩みの方が一日も早くママになれるよう、妊娠する為の専門的な治療、妊娠中のケア、産後のケアをいろいろな角度から行っております。
筆者プロフィール
水野 裕章
北斗鍼灸院院長
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