慢性的な首の痛みの原因は?考えられる4つの原因
慢性的な首の痛みは、ほとんどの人が一生に一度は経験があると言われています。 そもそも、首は、私たちの体の中でもっとも重要な役割を果たしており、常に7kg前後の頭を支えています。 その上、上下左右の動きや回転などの動きを支える役割も果たしたいます。 では、慢性的な首の痛みの原因について見ていきましょう。 頚椎椎間板ヘルニアで首の痛みが起こることも! 頚椎椎間板ヘルニアは、コリによる慢性的な首の痛みに次いで、多い首の不調だと言われています。 そもそも、頸椎には、椎骨間の衝撃を吸収するために、椎間板がクッション的な役割を果たしています。 何らかの原因で椎間板の中身の髄核が飛び出して周辺の神経組織を圧迫することがあります。 首の痛み以外には、手足の痛みや痺れ、運動障害などを起こすことがあります。 頚椎症になると、首の痛み以外に様々な神経症状が起こることも! 40代以上の人であれば、慢性的な首の痛みを感じた時に、頚椎症の可能性も疑った方が良いでしょう。 若い時は椎間板に柔軟性があっても、年齢とともにだんだんと椎間板の柔軟性は失われていきます。 すると、椎間板の働きが低下して、頚椎に負担がかかることで変形しやすくなります。 さらに、頚椎から腕に繋がる神経の圧迫も起こり、手の感覚が失われたり、手が痺れたり、手が動きにくくなることがあります。 酷い場合には、足まで痺れや運動障害が起こったり、排泄障害が起こる人もいます。 慢性的な首の痛みは、脊柱靱帯骨化症のせいかも! 脊柱靱帯骨化症が原因で、慢性的な首の痛みが起こることもあります。 脊柱靱帯骨化症は、背骨の骨と骨を接続する靭帯が骨になってしまう病気です。 靭帯が骨化すると言うことは、靭帯が硬くなると言うことでもあり、脊髄を圧迫することがあります。 首の痛み以外には、手足の痛みや痺れなどが起こることもあります。 細菌感染や腫瘍で首の痛みが起こることも! 慢性的な首の痛みが気になる場合には、頚椎の細菌感染や腫瘍の可能性もあります。 まず、頚椎に細菌感染が起こると、首の痛み以外に発熱も起こって、抗菌薬での治療が必要となることがあります。 そして、頚椎に腫瘍ができると、脊髄や神経が圧迫されて首の痛みが生じることがあります。 腫瘍には、良性のものもあれば、悪性のものもありますので注意が必要です。 まとめ 慢性的な首の痛みの原因には、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症、脊柱靱帯骨化症などの病気が関係していることがあります。 他には、頚椎の細菌感染、腫瘍などで、首の痛みが起こることもあります。 慢性的な首の痛み以外に、手足の痺れや運動障害、排泄障害、発熱などの症状がある場合には、早めに適切な対処をした方が良いでしょう。
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