風邪やウィルス性の病気ではないのに、 「また頭痛だ…。ひどい時は吐き気があるし、下痢にもなる。」 こんな症状にお困りの方はいませんか? 吐き気や下痢を伴う頭痛は、多くの場合「偏頭痛」と呼ばれるものに分類されます。 偏頭痛の原因は大きく分けて「エストロゲン性」と「セロトニン性」の2種類のホルモンが原因です。 今回は、女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が原因で起こる頭痛の特徴を紹介していきます。 「エストロゲン性偏頭痛」とは? エストロゲンが原因で起こる頭痛を「エストロゲン性偏頭痛」といいます。 生理の周期と連動して、頭痛が起きることが特徴です。 ホルモンバランスの乱れから生理周期が乱れたり、経血量が多かったりするのが特徴です。 また、骨盤が固いために子宮の緊張が強く、血流が悪くなっている人も頭痛がひどくなります。 他にも、自律神経の乱れなど、エストロゲンが原因の頭痛は様々な事に左右されます。 エストロゲン性偏頭痛の改善法 では、エストロゲン性偏頭痛を改善するには、一体なにをすればいいのでしょうか。 キーとなるのは、「血流とホルモンの改善」です。 血流とホルモンバランスの改善 全身を巡る血管の長さは実に約10万kmに及びます。 これ程の長さの流れを維持しようと思えば、血管の弾力性は欠かせません。 血管の弾力性を高めることで、血流は良い状態を保てます。 良い状態を保つことで、血液中の栄養や酸素の運搬や、老廃物の排出がスムーズに行われます。 また、生理周期が乱れている人は「大豆イソフラボン」を摂取することが改善の早道です。 崩れた女性ホルモンのバランスを調整する作用があるため、ホルモンの乱れによる頭痛の改善につながります。 脂質に対する誤解が、ホルモンバランスを乱している 女性の血流やホルモンバランスを悪化させる一番の原因に、「脂質が原因」だという誤解がありますが、脂質は血管壁やホルモンの材料になります。この脂質が不足すると、血流の悪化や、ホルモンバランスの乱れを招きます。 ですので、脂質を摂ることも大切なのです。 きっとダイエット中の方は脂質を摂ることに抵抗がある方もいるでしょう。 しかし、脂肪を摂っても太るとは限りません。 例えば、ステーキから脂肪をカットしても、体重の増加を防ぐことにはなりません。 太ると言うのは、血糖値の調整に関係があるので、警戒すべきは「白砂糖など、血糖値を急上昇させるもの」です。 オリーブオイルや純天然バターや、アボカドのような脂肪は、血糖値を上げません。 これらの食べ物は、効率の良いエネルギー源になるので、むしろ積極的に摂りましょう。 ただし、質の悪い脂質は身体に悪影響を及ぼすので、注意が必要です。 次に、注意すべき脂質について、書いていきます。 質の悪い脂質「トランス脂肪酸」に注意 「脂質」といっても、分解されにくく、女性ホルモンの原料にもなりにくい質の悪いものも存在します。 その代表例としては「トランス脂肪酸」があります。 トランス脂肪酸とは、多量に摂取すると「悪玉コレステロール」を増加させる脂肪酸です。 マーガリンやケーキ、スナック菓子、ビスケットなどに含まれることが多いです。 マーガリンや安いお菓子、揚げ物は避けるようにしたいですね。 体は、トランス脂肪酸も「脂肪」として認識するため、他の脂肪と同じように利用します。 脂質にはホルモンの材料になる役割がありますが、トランス脂肪酸を材料に作られたホルモンは、正常な働きができません。 分解もされにくいのでエネルギー源になりにくく、ホルモンバランスと血流を悪化させる原因になるので、脂質を摂るときには、その「質」にも注意して選ぶことが大切です。 まとめ いかがでしたでしょうか。 女性の頭痛の原因は「ホルモンバランスの乱れ」から来るものが多いです。 それは脂質を過剰に控えている人に多いと言えます。 脂質には種類があり、役割があることを覚えて、ひどい頭痛を体内から改善していきましょう。 健康ブームの為「○○を抜くのが良い」とか言われますが、何事もやり過ぎは良くないので気をつけましょう。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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