腱鞘炎になってしまう原因は??
手をついたり、ドアノブや蛇口をひねった時に手首が痛い! なんてことはありませんか? 日頃、手の使いすぎで腱鞘炎になってしまうことがあります。 腱鞘炎とは腱鞘(けんしょう)に炎症が起こった状態です。 そもそもなぜ腱鞘(けんしょう)に炎症が起きるのでしょうか? まずは腱鞘(けんしょう)がどういうものかを見ていきましょう。 腱(けん)と腱鞘(けんしょう)って何だろう?? 腱(けん)は筋肉の端。ロープ状になっていて骨に付着しています。 筋肉の伸び縮みでロープである腱(けん)を引っ張り骨を動かし運動を可能にしています。 腱は手首のような狭いところを通る時に、トンネルのような構造体の中を通過しています。 このトンネルが腱鞘(けんしょう)です。 手首のように狭いところをたくさんの腱が通ると、隣の腱と摩擦してしまいます。 これを防ぐのが腱鞘。腱のスライドをスムーズにして、隣の腱とのぶつかりを防いでいます。 手首が原因になるケース 手首が過度にねじれた状態など角度によっては腱鞘が歪んでしまいます。この状態で筋肉を使うと中を通過する腱はトンネルである腱鞘と摩擦し腱鞘炎を引き起こす可能性があります。 このように手首のねじれや角度に問題が起こるものとして ☑マウスのクリック ☑たくさん字を書く ☑ギター などがあります。 意外にも肘が原因になるケース 腱鞘炎というと手首の問題かと考えがちですが、実は意外にも腕(肘から下)が大きく関係します。 なぜかというと手首を通過する腱は肘と手首の中間ぐらいに付着してるからです。 したがって腕のひねる角度や肘の角度によっては腱の走行が変化し腱鞘と衝突しやすくなります。 このように肘のねじれや角度に問題が起こるものとして ☑抱っこ ☑ピアノ ☑ダーツ などがあります。 つまり手首や肘のきゅうくつな角度は腱と腱鞘にゆがみをつくります。 そして肘や手首をきゅうくつな角度で使用すると腱鞘に摩擦が起きて炎症になってしまうのです。 腱鞘炎の対処法 炎症が強く、じっとしていても痛む場合はまず患部を15~20分ほど冷やして炎症を沈めるのがよいでしょう。このような時にマッサージやストレッチをすると悪化させてしまう可能性があります。 動かす時だけ痛い、という方は手首をゆっくり回したり、お風呂で手から肘までの間をマッサージするとよいでしょう。 筆者プロフィール 小松吾朗 ココから整体グループ代表 痛い→病院へGO→異常なし→でも痛いです・・・ 皆さんも経験あるのではないでしょうか?痛みや不調をかかえて生きていくのはつらいことです。私はそんな方の役に立ちたくてこの仕事をやっています。医療では対象にならない痛みや不調の原因を追求する仕事です。 臨床で経験したこと学んだこと、書籍やセミナーで学んだことなどを知っていただき改善へのヒントにしていただけたら幸いです。
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