子供に整体や筋トレは必要?あなたの疑問に答えます!
だんだんと日差しが強くなり、夏が近づいてきましたね。 北海道では、5月頃に小学校で運動会が開催されます。 毎年のことですが、この時期には私のオフィスに「かけっこが速くなりたい!」と願う子供たちが、施術とパーソナルトレーニングを受けにやってくることが多いです。 そこで今回は、「子供に整体や筋トレは必要なのか?」という疑問にお答えしようと思います。 近年、子供の筋力が低下している! 「かけっこが速くなりたい」と遠いようで近いお話ですが、 ここ数年、子供の筋力低下は著しいです。 特に、子供は身体の姿勢を保持するための抗重力筋や体幹の力が弱いため、 だらしない姿勢が癖になりやすい傾向にあります。 こうした問題には、「外で体を動かして遊ぶ」時間や歩行距離の減少などが挙げられます。 世の中が便利になった分、子供の遊びは変わり、 身体を動かす時間が圧倒的に減ってしまったのです。 その結果、発育の段階で育つべき筋力が落ちているために、ケガや疲労の蓄積につながります。 子供には筋トレは必要? 生活以外にも、部活動やスポーツクラブの指導にも問題があります。 競技のスキルやテクニックを磨くことだけに目が行き、肝心の身体を鍛える基礎体力を向上するためのトレーニングや準備体操、クールダウン(運動後のストレッチなど)が疎かになっているのです。スポーツをやる上において、身体のコンディションづくりはスキル以上に大切なものだということは周知の通り。 運動パフォーマンスを向上させるためには、トレーニングによって能力は大きく変わり、さらには障害の予防効果にもなります。 知識のない指導者においては、いまだに「筋トレなどは子供に必要ない」 と言っている方もいます。その多くの方が「筋肉をつけると骨の成長を妨げる」という諸説を信じられているからです。 私が過去に関わったリトルリーグの指導者は「走れ 走れ 走れ」という指導のみで、ついてこれない選手はケガや故障で脱落していきました。 それから半年かけて私が「筋肉を鍛える」トレーニングを導入してから、選手のパフォーマンスは見違えるように変わり、練習中に「疲れた!」「痛い」という子供たちはいなくなったのです。 メンタル(心)の指導だけでは、どうしてもケガや故障は絶えません。 ケガや故障をしないためにも、筋肉を中心とした身体のトレーニングはとても重要なことなのです。 筋トレが必要な理由とは 先ほどのリトルリーグの指導者は最後まで「筋トレは外人に向いているもので、日本人には必要ない」と言っていました。 果たしてそうでしょうか? 昭和の時代と比べても、子供の体型は大きく変わりました。 手足は長くなり、体幹のスタイルもかなり外国人に近くなりました。 その長い手足や体を支えるためには、筋力がないと運動では使えません。 トレーニングといっても、何もウェイトトレーニングのような事をいきなりするわけではありません。個々の身体の状態にレベルを合わせることができる『チューブ』や『ダンベル』などを使った物から始めていきます。 さいごに 近年、子供整体を希望する方が増えています。 その背景には基礎体力の低下が関係しています。 体幹トレーニングを行うだけでも、走るフォームが美しくなり、運動が飛躍的に向上します。 体が強くなり子供は元気になります! 子供の怪我や故障にお悩みの親御さんも、ぜひご参考にしてください。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
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