産後のママ必見!腱鞘炎の原因とセルフケア
産後、手首の腱鞘炎に悩まされている方はたくさんいます。 育児や家事では、手首を酷使する場面がたくさんありますよね。 例えば、 ・赤ちゃんの首を支える時 ・ベビーカーを押す時 ・スマートフォンの利用 特に赤ちゃんの首を支える時は手のひらに頭を乗せて支えます。 そうすると指や手、手首までが緊張した状態になります。 この緊張した状態が、腱鞘炎の原因になってしまうのです。 腱鞘炎は筋肉や頸椎、骨盤の歪みも関係している そもそも腱鞘炎とはなんなのでしょう? 名前は知っているけど、詳しいことは分からない方も多いと思います。 腱鞘炎とは、腱のトンネル部分である「腱鞘」が炎症し腫れてしまい、腱のスムーズな通りを邪魔している状態をいいます。 腱鞘炎の治療は ①レントゲンを撮り、骨に異常がなければ湿布を貼って様子を見る ②電気治療器でマッサージをする ③針で痛みを緩和する など、様々です。 腱鞘炎の原因は手首だけではない 手首の腱鞘炎は、肘から手首にかけての筋肉や頸椎、骨盤の歪みも関係していると考えています。 骨盤が歪み、背骨のバランスが崩れる ↓ 頭の重さを支える頸椎(首の7つの骨)に負担がかかる ↓ 首、肩、手にかけて支配している神経に影響が出る ↓ これらの筋肉の動き悪くなる ↓ 肘と手首をつなぐ上腕部に負担がかかる これによって手首の腱鞘に炎症が起き、痛みが出るのです。 腱鞘炎を改善するセルフケア 前述の通り、腱鞘炎の原因は手首だけではありません。 つまり腱鞘炎の根本的な改善には、骨盤矯正や筋肉のバランスを取る事が大切なのです。 しかし腱鞘炎になってすぐに病院に行けるとは限りませんよね。 そこで、ご自身でできるセルフケアをご紹介します。 ①手首を冷やす まずは手首の痛みのある部分を、ビニール袋にいれた氷水で15分位冷やします。 ②ストレッチをする 次に首を前後左右に動かして、無理のない範囲でストレッチをします。 手で頭の横の部分に圧をかけ、抵抗を加えて伸ばすとより効果的です。 ③もみほぐす 肘から手首までの筋肉で、押すとコリコリして痛みのある部分を痛気持ちいいと感じる程度の力でもみほぐします。 ④固定する 最後に、ドラックストアでも売っている「キネシオテープ」で手首を固定しましょう。 さいごに 腱鞘炎は、腱鞘部分の炎症が治まり元通りのトンネルになれば、痛みから解放されます。 炎症を完全に治めるには、手首を使わないことが最大の近道です。 決して無理はせず、セルフケアをしながら、少しずつ痛みを取っていくようにしましょう。 筆者プロフィール 梶田 了 ライフ快療院 院長 かじた式骨盤矯正整体スクール主宰・主任講師 「ずっと通わせない」をモットーに、初回の問診に時間をかけて体の状態をしっかり把握し、骨だけでなく筋肉のバランスを調整する安全なオリジナルの矯正法を使い、根本から改善するために一人一人に合ったエクササイズ指導や日常生活のアドバイスもしています。 来院者は20代〜40代の女性が中心で独自に開発した「かじた式骨盤矯正法」を施術の軸に取り入れ、特に「産後の骨盤矯正」を得意としています。
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