動くと痛い慢性の頭痛は偏頭痛!整体や鍼灸で改善させることができることも!
動くと痛い頭痛に悩んでいる人は、偏頭痛もちかもしれません。 偏頭痛とは、頭の片側だけに痛みが定期的に生じる慢性頭痛のことです。幅広い年代にみられる疾患ですが、偏頭痛患者は女性が圧倒的に多いことがしられています。 偏頭痛がおきる頻度は、1ヶ月に平均1、2度です。しかし頻度は個人差が大きく、1週間に1、2度この症状がおきる人もいます。 偏頭痛は動くと痛みが強くなるため、頭痛がおきているあいだは仕事や家事が思うようにできなくなります。 日常生活を少しでも快適に過ごすためにも、偏頭痛がおきたときの対処や予防法を覚えておきましょう。 偏頭痛でよくみられる症状 偏頭痛の最大の特徴は、痛みが頭のどちらか片側だけに生じることです。血管の拍動に合わせて、片側のこめかみから後頭部あたりに強い痛みが繰り返し続きます。 次の特徴は、動くと痛みがさらに強くなることです。痛みは耐え難いほどになったり、激しい吐き気までおこる場合もあります。 偏頭痛の前にあらわれる前兆とは? 偏頭痛の別の特徴として、前兆をともなうことがあげられます。 視野にあらわれる閃輝暗点(せんきあんてん)という症状が偏頭痛の前兆です。この症状がみられたら、30分後から2、3時間後には頭痛が始まるとおもっていいでしょう。 閃輝暗点とは、目の前にちかちかと光がちらつく視覚異常の症状です。この症状では、目の前に光が集まって大きくなると同時に、視野の一部が暗くなり見えにくくなります。閃輝暗点がみられるのは5分から40分くらいで、その後に視野は元にもどります。 閃輝暗点の前兆は偏頭痛もちのほとんどの人にみられますが、なかには前兆なしで頭痛がおこるケースもみられます。 偏頭痛がおきそうになったときの対処法 偏頭痛には前兆があります。前兆がみられたら偏頭痛への対処を始めましょう。適切な対処をすることで、あとから始まる頭痛の痛みを大きくやわらげることができます。 もっとも効果の高い対処法は、前兆のあとに頭痛を抑える薬を飲むことです。薬剤師に相談すれば、市販品のなかでも偏頭痛によく効く薬を紹介してもらうことができます。 前兆がおさまるころに、暗く静かな部屋へ移動して、できるだけ安静にしておくようにしましょう。光や音の刺激を受けると頭痛はひどくなるからです。運動や外出も控え、しばらく動かないでいると頭痛は緩和されます。 偏頭痛の予防法はあるのか? 偏頭痛を完全に防ぐ方法は、いまのところまだ見つかっていません。しかし日常生活のなかで自分で工夫をすれば、偏頭痛の回数を減らしたり、頭痛が続く時間を短くしたりすることは可能です。 偏頭痛を予防するには、定期的に休養をとり、リラックスした生活を心がけましょう。日常生活のなかのストレスは、偏頭痛をひきおこす大きな原因だからです。 肉体的ストレスを軽減するためには、十分な睡眠と規則正しい食事をとれるように生活を工夫することが大切です。睡眠不足で何日もすごしたり、空腹のまま長時間も仕事をしたりるような生活リズムは改善する必要があります。 イライラとして精神的なストレスを感じるときは、軽い運動をして気分転換をしましょう。リラックスしたい場合でも、アルコールやタバコは控えるほうが安全です。これらの嗜好品は、偏頭痛をひきおこすことがあります。 日差しの強いときは、サングラスをかけて外出するようにしましょう。強い光の刺激をうけると、偏頭痛発作がとつぜんおこる場合があります。太陽光の刺激をできるだけカットするには、赤い色のはいったサングラスがもっとも効果的です。 片頭痛を予防するのに、自分で見直せるところは見直すのがベストですが、整体や鍼灸などの治療院で予防、改善をするのもひとつの手です。実際、頭痛を専門に治療を行う整体や鍼灸院もありますので、辛い場合は一度相談してみるといいでしょう。
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