後頭部の右側で頭痛が起こる原因4つ!
後頭部の右側の頭痛が頻繁に起こって、不安になることはありませんか。 もちろん、重大な病気にでもかかっていなければ良いのですが、あまりにも不快な症状が頻繁化すると「もしかしたら。」と思ってしまうこともあるでしょう。 では、後頭部の右側で起こる頭痛で考えられる病気について見てみましょう。 ストレスが多い方は偏頭痛の可能性が! 後頭部の右側の頭痛で、ズキンズキンと脈打つような痛みを感じる場合には、偏頭痛である可能性が高いです。 後頭部の右側に限らず、後頭部の左側、両側、頭全体で痛みを感じることもあります。 偏頭痛はストレス、音や光による刺激などが原因で血管が拡張して、炎症を起こすことで発生する痛みです。 対処法としては、音や光による刺激が少なく落ち着いた場所で安静にし、患部を冷やすのが効果的です。 首の疲労で起こりやすいのが緊張型頭痛! 後頭部を中心に締め付けられるような重い頭痛を感じることはありませんか。 このような頭痛は緊張型頭痛で、首の疲労による血行不良が原因で起こるものです。 デスクワークなどでうつむき姿勢が多い方に起こりやすい頭痛で、血行を改善することで治ることがあります。 ストレッチやマッサージで首のコリを解したり、湯船にしっかりと浸かる入浴を心掛けるのが効果的です。 細菌感染や心身の疲労で起こるのが後頭部神経痛! 右側の後頭部の他、左側の後頭部、頭全体が痛む場合には、後頭部神経痛かも知れません。 耳の後ろを中心に首の付け根から頭にかけて、突き上げられるかのようなキリキリとした激痛を感じるのが特徴です。 原因は細菌感染や心身の疲労によって後頭部の神経が刺激されることにあり、発症者にはお子さんが多いようです。 後頭部神経痛の対処法は、十分な睡眠と栄養を取って体調が回復するまで気楽に過ごすことです。 後頭部に激痛を感じる時は、髄膜炎や脳炎の可能性も! 我慢できる程の痛みであればそれほど心配することは無いでしょうが、後頭部で激痛があったり38℃以上の熱が出る場合には注意が必要です。 髄膜炎や脳炎などの命の危険性に関わる病気を発症している可能性があるからです。 これらの病気の他の症状としては、うなじ部分が硬くなったり、痙攣や嘔吐などが起こることもあります。 頭痛で命の危険性のある病気には、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜化出血などもありますので、激痛の場合には早めに対処しましょう。 まとめ 後頭部の右側で起こる頭痛には、命の危険性のほとんど無い偏頭痛や緊張型頭痛、後頭部神経痛から、命の危険性のある脳の病気まで様々なものがあります。 痛みが激しい場合、痛みが改善しない場合、他に痙攣や高熱などの症状がある場合には、危険な病気を発症している可能性があります。 そうでない場合も、心身の疲労が関係している頭痛が多く、しっかりと休息を取ってリラックスすることを心掛けましょう。
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