冷え性を改善するために実践したい6つの方法!整体や鍼灸で効果が期待できることも
こんにちは!
モズク治療院の新人整体師、小宮りんです。
みなさんの中には、
いつも手足が冷えてしょうがない、
夏場のクーラーが苦手、
冬は寒くて靴下を履かずには眠れない・・・
と、冷え性にお困りではありませんか?
特に冬の寒い時期には身体が本当に冷えて大変ですよね。
冷え性とは、血行障害により本人が体が冷たく感じる症状のことです。体全体に寒さを感じないのに、手や足の先端だけが冷たく感じられることもあります。
冷え性自体は病気ではありません。しかしこの症状を放置することは、さまざまな疾患をのちに引き起こす原因にもなります。
体の冷えは免疫力の低下を招くからです。
肩こりや腰痛をおこすだけでは済まず、冷え性が慢性化した人はさまざまな深刻な病気にもかかりやすくなります。
この症状は男性にもみられますが、女性の患者のほうが圧倒的に多いです。とくに40代以上になると冷え性に悩む女性が大きく増加します。
もう、これは体質だからしょうがないの、と諦めている方も多いのではないでしょうか。
しかし、セルフケアを続けたり、日々の生活習慣の中に冷えを改善する習慣を取り入れるなどすることで、少しでも改善することはできるはず!
そこで今回は、冷え性の原因や改善法をみていきましょう!
冷え性の原因
冷え性の原因はいくつか考えられます。
女性によくみられる冷え性の原因は、きつい下着による体の締め付け、無理なダイエット、更年期以降の女性ホルモン量の変化などです。
女性がよく着用する衣類として、矯正下着があります。ウエストや足を強く締め付ける矯正下着は、下半身の血流量を減らし、足の皮膚の温度を下げる原因です。
上半身の冷えの原因になるのは、きつめのブラジャーなどです。
サイズの合わないブラジャーを付け続けると、手が冷えたり、肩こりがおきたりします。
無理な食事制限によるダイエットも冷え性の原因です。
ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪などの栄養素の摂取量が減ると、人の体では基礎代謝も低下します。
基礎代謝が低くなると、毛細血管の血流が減り、とくに手足の先付近の温度が低くなります。
女性特有の冷えの原因は、更年期のホルモンバランスの乱れです。
40代になるころから、女性の体のなかではホルモンの分泌量が減少しはじめます。
ホルモンの役割のひとつは、自律神経の働きを整えることです。自律神経には体温を整える働きがあります。
更年期にホルモンバランスが崩れると、自律神経の機能が乱れ、多くの女性が体に冷えを感じるようになります。
あなたは冷え性?あなたの冷え性度をチェックしてみよう!
慢性的な冷え性の場合、自分の体が冷えていることに気づかない人もいます。さまざまな症状となってあらわれるのが冷え性です。
知らないうちに冷え性になっていないかどうかを知るために、次の項目をチェックしてみましょう。
・肩こりがひどい
・腰痛を感じる
・手足にしもやけができる
・足がよくむくむ
・手足の爪の色がわるい
・体温が低め
・早起きが苦手
・生理痛がひどい
・冷房の効いた部屋にいることが苦手
・トイレにすぐ行きたくなる
冷え性の怖いところは、知らないうちに慢性化してしまう点です。
こうした症状がみられても、ほとんどの人はそれを危険な兆候だと思わずに見逃してしまいます。
症状が慢性化してほかの疾患を引き起こす前に、冷え性について正しく対処することが大切です。
冷え性を改善する6つの方法
それでは、冷え性を改善する方法を、食べ物、飲み物、ストレッチ、漢方、ツボ、治療院という項目に分けてみていきましょう!
食べ物
東洋医学の考えの中には、体を温める食べ物と冷やす食べ物とがあります。
温める食べ物を積極的に摂ることで、体質を内側から改善させ、冷え性を少しでも改善していきましょう。
体を内側から温める作用のある食べ物として、次のような食材があげられます。
カボチャ、ネギ、ニンニク、シソ、ショウガ、タマネギ、カブ、豚レバー、アジ、山椒、唐辛子などです。
冷え性の改善には、血液をサラサラにする働きのある食べ物を摂ることも役に立ちます。
血がサラサラになると血流が増え、毛細血管のすみずみにまで血液がいきわたるからです。
こうした作用のある食材として、次のようなものがあります。
ゴボウ、コンニャク、ニンジン、レンコン、ヤマイモなどです。
ほとんどの根菜類は、血液をサラサラにする効果が高いといわれています。
冷え性の改善のためには、こうした食べ物を温かく調理したうえでいただくことが効果的です。
たとえば和食の煮物などに、これらの食材を使うといいでしょう。
サラダのように冷たいまま食べるときは、せめてしっかりと噛みながら時間をかけて食べるようにしましょう。
野菜類は、季節の旬のものを食べると作用がより高くなります。
逆に冷え性を悪化させてしまう食べ物もあります。
代表的なこうした食材として、スナック菓子やインスタントラーメンがあげられます。冷え性の人は、これらの食品は摂りすぎないように気をつけましょう。
飲み物
飲み物にも、体を温める作用のあるものと冷やす作用のあるものとがあります。
冷え性の改善のためには、体を温める働きのある飲み物を年間を通して飲むといいでしょう。
発酵した色の濃いお茶には体を温める働きがあります。
醗酵が進み、色が黒っぽくなったお茶ほど、冷え性には効果的です。
具体的には紅茶、ウーロン茶、プーアール茶、ほうじ茶などがあげられます。
根から作られるお茶にも、冷え症を解消する作用があります。代表的な飲み物はごぼう茶です。
ごぼうの皮には、血管を広げて血流を増やす作用のあるサポニンが豊富に含まれているからです。
たんぽぽ茶も冷え性対策として効果の高いお茶です。たんぽぽの根にも、毛細血管を広げる作用の強い成分が含まれています。
冷え性改善効果を高めるには、体を温める作用のある食材同士を組み合わせることがお勧めです。
ただの紅茶ではなく、すりおろしたショウガを入れたショウガ紅茶として飲むと効果が高くなります。
夏は冷やして飲んでもかまいませんが、冷え性がひどい人はできればホットで飲むほうがいいでしょう。
冷え性の人が注意しなければいけないのは、コーヒーや緑茶です。
コーヒー豆には体を冷やす成分が含まれているので、たとえホットコーヒーでも飲みすぎには注意しましょう。
緑茶にも体を冷やす作用があります。緑茶は紅茶と違い、茶葉を発酵させたものではないからです。
ストレッチ
自分の身体を動かすことで冷え性を改善する方法はあるのでしょうか?
ここでは簡単にできる冷え性改善のためのストレッチを5本ご紹介いたします!
むくみ、冷え性の改善するストレッチ!久留米の整体
末端冷え性改善!│簡単にできる末端ひえ性改善のエクササイズ
【冷え性に効く】体ぽかぽか体温上昇ストレッチ!
股関節をストレッチして冷性解消!
足のむくみ・冷え性を解消する簡単ストレッチ
漢方
東洋医学では、冷え性とは病気になる前段階の未病というものに分類されています。
放置すると深刻な疾病につながるため、未病もまた正しく治療しなければいけないというのが東洋医学の考えです。
東洋医学では、冷え性を4つのタイプに分類しています。
症状によって分けられる、瘀血(おけつ)、気滞、気血、腎虚という4つのタイプです。
自分の冷え性がどのタイプにあたるのかをよく考え、それに合った漢方を選ぶようにしましょう。
瘀血とは、全身の血のめぐりがわるくなっている状態を指します。
瘀血の人は、体にとくに冷えを感じるとはかぎりません。しかし吹き出物や湿疹がでる、疲れやすく神経過敏、感情の起伏が激しいなどの症状があります。瘀血の人には、加味逍遙散(カミショウヨウサン)という漢方がいいといわれています。
気滞は、とくに下半身に血がうまく運ばれない症状のことです。
足は冷えるのに顔はのぼせやすい、生理前には胸がはる、精神的な落ち込みがひどい、イライラして怒りっぽいなどの症状が気滞の人にはみられます。
この場合は桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)や柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)がよいとされています。
気血は、全身に血と気が足りていない状態です。
気血の人には、月経の血の量が少ない、体力がない、声が小さい、汗をよくかくなどの特徴があります。
こうした症状には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などの漢方が効果的と言われています。
腎虚とは、腎の機能が弱くなり、体が温度バランスを保つ働きを崩してしまった状態です。
強い冷えを感じるほか、腰痛がある、トイレが近い、下痢をしやすい、体力がなくなるなどの症状がみられます。
大建中湯(ダイケンチュウトウ)や参茸補血丸(さんじょうほけつがん)を服用すると、体を内側から温めてこうした症状を改善させることができます。
どのタイプに自分の症状があてはまるのか、自分ではわからないことも多いものです。専門の漢方医や薬剤師の方に相談し、自分にふさわしい漢方薬を服用するようにしましょう。
ツボ
冷え性を改善させるには、ツボを刺激することも効果的です。ツボ刺激はむずかしいものではありません。手足の冷えを解消できる、1人でもできる2つのツボの押し方をご紹介します。
末梢の血のめぐりをよくするには、自律神経を整えることが必要です。手足の自律神経の働きをよくしたいときは、指間穴(しかんけつ)、八風(はっぷう)というツボを意識して押してみましょう。この2つのツボを順に押していくと、手足の先が温まってくるのを感じることができます。
指間穴
指間穴とは、両手の人差し指から小指までの、それぞれの指の間にあるツボです。空いているほうの手の親指と人差し指を使い、指間穴を強めに押し揉みします。最後にツボをつかんだ手を、指先方向へ引っ張って離します。それぞれ10回ずつ行います。
整体日記更新しました。今日のツボ ~指間穴~http://t.co/zJFl2fEF8Z pic.twitter.com/Fmqnl6cugn— La-Alegria (@KING_zixi) 2015, 9月 4
八風
八風は、両足にあるツボです。足の親指から小指までの、それぞれの指の間に八風があります。八風の刺激の仕方は、指間穴の場合と同じです。右足の八風を押すときには左手を使い、左足の八風を押すときには右手を使うようにしましょう。それぞれ10回ずつ押し揉みします。
ブログを更新しました。 『八風のツボ』⇒ http://t.co/jnGP8dECxq— wish-willhitomi (@hitomi_rintan) 2015, 1月 18
治療院
冷え性が自分ではどうしても改善できないときは、治療院へ相談してみるのもいいでしょう。
治療院と冷え性改善に関する声
秋から始めた鍼灸治療の副次効果で生来の冷え性が治ってしまったので、この冬はまだ一回も肩当ても膝当ても毛パンも着けていないし、カイロも一枚も使ってない。— のり公 (@noriquo) 2013, 1月 27
今日、整体行って体の歪み直してもらったら、張ってた筋肉柔らかくなってるし、血流良くなって冷え性も改善されてる(*^o^*)今日は1日冷え知らずでした〜♡— てらこ (@exo_trk) 2015, 12月 5
鍼灸で冷え性改善されつつあるし— れちゃこ@オレ × トク (@rechako_1990) 2012, 11月 14
@yuki07301173 合う合わないがあるかもだけど私は長年悩まされてためまい鍼灸通うようになってからかなり改善したよ!他にも冷え性治ったりとかね— 晴 (@haru1173don) 2015, 4月 14
@yuko380410 おおお、鍼仲間発見〜( ´ ▽ ` )ノ! 私も今年、首・肩・腰、冷え性諸々耐えられなくなって鍼灸院に飛び込んだのですが、体調含め劇的に改善しましたよ! 小太郎の介護疲れから発症したてんかんも薬卒業したのです、ビックリ!yukoさんも是非打たれてください!— たろこまま (@tarokomama) 2012, 12月 5
冷え性が自分ではどうしても改善できないときは、治療院へ相談してみるのもいいでしょう。
冷え性の原因の多くは、ストレスや更年期障害などによる自律神経の不調によってひきおこされます。
自律神経を整えるには、整体や鍼灸といった東洋医学の治療院での施術も効果が期待できるでしょう。
整体では、骨盤と背骨のゆがみを手技で正すことで冷え症を改善させる方法があります。
骨盤と背骨が正しい位置からずれた体のなかでは、自律神経や血管がつねに圧迫されています。こ
のゆがみを治すと、自律神経の伝達が正常に行われるようになるだけでなく、血流が体のすみずみにまでいきわたるようになると考えられています。
自律神経の働きを整えるには、鍼灸治療も効果を期待できます。
この治療では、手足や背中のツボや筋肉に、鍼か灸で刺激を加えます。
交感神経と副交感神経のバランスをよくするだけでなく、血流を改善したり、筋肉を温めたりする効果も鍼灸にはあります。
ひどい冷え性に悩んでいる人、少しでも早く症状を改善させたい人は、一度相談してみるといいでしょう。
まとめ
冷え性は病気ではありません。
しかし冷え性を放っておくと、いずれ疾病をひきおこす原因になります。
将来の健康のために、冷えを遠ざける努力を普段から続けていくことが大切です。
例えば、体を温める性質のある食べ物や飲み物を、普段からできるだけ摂るようにして、体を内側から温めるように工夫することができます。
全身の血液の循環をよくするために、ストレッチを習慣にするとさらに効果があります。
とくに手足の冷えが気になる人は、手や足のツボも積極的に押すようにしましょう。
ツボ押しには即効性があるので、押し終わるころには手足の先がポカポカするのがすぐに感じられます。
漢方薬を試してみてみるのもひとつの手です。
自分でいろいろと試してみたけれど効果がわからないという人は、治療院でプロに相談してみるといいでしょう。
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登場人物
小宮りん
モズク治療院で新人整体師として頑張ってます! 整体歴2年の23歳。 骨格模型を眺めながらコーヒーを飲むのが趣味。 206個ある骨の中でも大腿骨が特に好き。 Twitterは初めてだけど、ドンドン絡んでください! 「ヘルモア」っていうサイトでコラム書いてます。
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